国民民主党設立大会 綱領・規約・人事等を決定 

ガンバロウ3唱

ガンバロウ3唱

 国民民主党は7日午後、東京都内で設立大会を開催し、新党の綱領・規約・役員人事などを決定した。

  岸本周平衆院議員が開会の司会を務め、大会議長として伊藤俊輔衆院議員と近藤里美福岡市議会議員を選出。両議長のもとで次の通り設立総会の議事を行った。

■新党設立までの経過報告
増子輝彦参院議員

増子輝彦参院議員

 新党設立に至るまでの経過を、増子輝彦参院議員が報告した。経過について(1)2月4日の民進党大会で、できる限り早期に「中道的な新しい党」を目指すとの方針を決定(2)3月30日の民進党両院議員総会で、志を共有する同志で「中道的な新しい党」「新しい民主党」である新党を結党し、一丸となって政権交代実現を呼びかけるとの方針を承認(3)民進党出身議員を中心に結集を図ることとして、立憲・希望両党へ呼びかけ(4)賛同を得た玉木・希望の党代表と大塚代表との4月9日の党首会談・新党協議会発足(5)「綱領・基本政策に関する検討会」「組織・規約・選挙に関する検討会」を設置しての原案の取りまとめ――等を報告した。そのうえで「国民民主党の設立の目的は、国民を置き去りに暴走する安倍政権を打ち倒し、民主主義を高め、国民生活を向上させる政権の樹立にあることはここに集う者の総意だ」と表明した。

■新党の綱領・基本政策・規約についての提案 
古川元久衆院議員

古川元久衆院議員

  新党の綱領・基本政策・規約について、希望の党で幹事長を務めた古川元久衆院議員が提案した。綱領については、「基本理念、私たちの立場、私たちの目指すものの三本柱とした」と述べ、「基本理念」は、自由、共生、未来への責任を掲げ、「私たちの立場」では、生活者、納税者、消費者、働く者の立場に立つことを明確にし、「私たちの目指すもの」では、人への投資、安心の社会保障、地域主権改革等8項目を掲げていることを説明した。 基本政策や規約は民進党のものをベースとしており、共同代表制度や総務会を新たに設置することとした。 古川衆院議員の提案を受けて、国民民主党の綱領、基本政策および規約は拍手で承認された。

■党代表の人事提案

 新党協議会を代表して、希望の党で代表代行を務めた大島敦衆院議員が党代表の人事について提案した。大島議員は「本大会で承認された党規約の付則第2条第3項には、『新党決定に当たっては共同代表を置くことができる』とある。同時に、最初の代表の任期は本年9月末日である旨も規定されている。この規定に基づき、国民民主党のスタート時点での代表は民進党の代表を務めた大塚耕平参院議員、希望の党の代表を務めた玉木雄一郎衆院議員による共同代表がふさわしいと考える」と提案し、拍手で承認された。 

■両代表就任あいさつ

 共同代表に選出された大塚耕平、玉木雄一郎両代表が登壇し、就任のあいさつを行った。

大塚耕平共同代表
大塚耕平共同代表

大塚耕平共同代表

 選任された大塚共同代表は、「国民民主党の綱領には「中道」という言葉が盛り込まれた。「中道」とは、単に真ん中とか中間を表す概念ではない。東洋哲学や仏教がルーツの「中道」という概念は、異なる意見を否定せず、熟議を尽くして合意に至る思考論理、思考方法、議論の作法だ。つまり、民主主義そのものだ。古今東西の哲学をルーツとする民主主義と中道を重んじ、国民主権を実践し、国民生活を向上させ、国民経済を発展させ、国民主義の立場から、国民全体の奉仕者として、その使命と職責を果たす。それが、新しい国民政党、国民民主党だ。また、国民民主党の綱領には「改革」という言葉も盛り込まれた。「改革」も避けては通れない。21世紀に入り、内外の変化のスピードは加速している。少子高齢化、地方や地域社会の未来、激変する国際情勢など、山積する課題に対し、20世紀末から21世紀初頭の日本は、必ずしも十分に対応できなかった。様々な分野で改革が広がっている」と綱領に込めた意味を説明した。

大塚耕平共同代表あいさつ原稿(予定稿)

玉木雄一郎共同代表
玉木雄一郎共同代表

玉木雄一郎共同代表

 玉木雄一郎共同代表は新党の形について「対決だけではなく物事の解決を導く政党でありたい」と表明。厳しい追及で対決するが政党の原点である政策を磨きしっかり提案する政党として取り組んでいく考えを語った。また「政策集団として新しい時代に備えていく、未来を先取りする政党でありたい」と表明し、(1)AIを中心とした革新的技術が進歩する時代(2)人生100年時代(3)人口減少時代(4)経済や政治の中心が大きくアジアに移っていく時代――の4つに対応しながら生き抜く日本をつくるための政治集団として先頭に立って行くと表明した。そのうえでプロジェクトABC(PDFダウンロード参照)と名付けて、大きな政策の柱を掲げ、磨き上げていく考えを語った。「われわれは堂々たるゼロからの出発。ここからすべてを描き上げる。間違いなく厳しい道のりの第一歩だが、近い将来、政権の中核を担えるのは私たちしかいない、国民生活を守る現実的な政策を提案できるのは自分たちしかいない。そんな矜持(きょうじ)を胸に、共に歩んでいこう。今と未来を生きるすべての国民のために全身全霊で働いて行こう」と出席議員に呼びかけた。

玉木雄一郎共同代表あいさつ原稿(予定稿)

■党役員人事の提案

 続いて両代表が党役員人事(PDFダウンロード参照)を提案し、拍手で承認された。また、規約に定める残りの役員選任については両代表に一任となった。

国民民主党役員

■若手議員が結党宣言読み上げ
結党宣言の読み上げ

結党宣言の読み上げ

 篠田江里子・札幌市議会議員、野村美穂・岐阜県議会議員、千葉智人・根室市議会議員、伊藤孝恵参院議員、緑川貴士、関健一郎、浅野哲、森田俊和各衆院議員が力強く結党宣言を読み上げた。

■若手自治体議員が決意表明
若手自治体議員の決意表明

若手自治体議員の決意表明

 平賀貴幸・網走市議会議員、田中満・青森県議会議員、小林誠・新発タ市議会議員、石田慎吾・品川区議会議員、前田強・高知県議会議員が新党のスタートにあたりそれぞれが前向きに歩んでいく旨、決意を表明した。 最後に、国民民主党の門出を祝って、両党の青年局長である城井衆院議員、田辺一城・福岡県議会議員のリードでガンバロウコールを3唱し、気勢をあげた。