役員人事を了承 両院議員総会

若手議員の発声によるガンバロウ3唱

若手議員の発声によるガンバロウ3唱

 国民民主党は8日午前、両院議員総会を党本部で開き、党役員人事について決定するとともに、今後の国会対応方針を確認した。

大塚耕平代表

 最初にあいさつに立った大塚耕平共同代表は冒頭、「国民民主党は国民の皆さんのために全力を尽くす。このことをあらためて皆さんと拍手で確認させていただきたい」と求め、大きな拍手で会場は包まれた。

 「衆参双方の議員がしっかり揃ったバランスの取れた国民政党としてスタートすることができた。一刻も早く国民の皆さんに『国民』と付けば国民民主党を思い起こしていただけるよう努力をさせていただく」と大塚共同代表は結党の意義と決意を述べた。趣味が仏教研究であること、玉木雄一郎共同代表の選挙区が弘法大師(空海)が修行した道のりとされる四国遍路の香川県であることに関連づけて、「私は空海ファンであり、縁を感じる」として弘法大師の言葉「物の興廃は必ず人に由る。人の昇沈は定めて道に在り」を紹介。「物事が発展するか廃れるかはすべて人にかかっている。そして人がそれを成し遂げるかどうかはそれぞれの心構えにかかっている。私自身、これを肝に銘じてやってきている。このことをあらためて皆さんの前に共同代表のひとりとして自らに戒める観点から申し上げさせていただく」と語った。

玉木雄一郎代表

玉木雄一郎代表

 玉木雄一郎共同代表は大塚共同代表の仏教話に便乗して、「四国のお遍路には『同行二人(どうぎょうににん)』という言葉がある。お遍路さんが遍路を回っていくときに空海、お大師さんと一緒に回っているということを表す。今回、共同代表制を取ったことで私はまず大塚さんと一緒に同行二人、2人で歩いていきたいと思う。あわせて結党大会に集った、地方の声を代弁する地方自治体議員の皆さんと同行二人、共に歩んでいきたい。何よりもわれわれは60人強の組織であるので、一人ひとりの衆参の先生方と共に歩む、ともに作り上げていく風通しのいい党でありたいと思っている。そして何よりも国民とともに歩んでいく、国民とともに同行二人で歩んでいきたいと思っている。ぜひ、国民のための国民の期待に応えることができる政党をみんなで作っていこう」と出席議員に呼びかけた。

 代表あいさつに続き、大塚共同代表が役員人事(PDFダウンロード参照)を提案し、拍手で了承された。

古川元久幹事長

古川元久幹事長

 続いて当面の国会対応方針に関して、古川元久幹事長、泉健太国対委員長が報告に立った。

 古川元久幹事長は、結党までの間、衆院中心の党と参院中心の党という形態で、「車でいえば四輪駆動が前輪と後輪と別れて不安定な状態で走っているようなものだったが、ようやく四輪がまとまって安定してここからスピードを上げていける」として、両共同代表を増子輝彦幹事長代行と一緒に支えていく旨を語った。

 国会については、野党の申し入れに対してゼロ回答が続いていたが加計学園問題に関する柳瀬元総理秘書官の参考人招致という一定の回答が出てきたことを受け、同日より国会の審議が正常化することになったと報告。「しっかりと論戦を通じてわが党の考え方を国民の皆さんに示していく戦いがが始まる」と語った。

 古川幹事長はまた、昨年の大変厳しい衆院選挙で当選して国民民主党に参加した当選1期めの衆院議員8人を紹介。秋田2区の緑川貴士、東京23区の伊藤俊輔、静岡8区の源馬謙太郎、愛知15区の関健一郎、埼玉12区の森田俊和、茨城5区の浅野哲、茨城6区の青山大人、長崎1区の西岡秀子各衆院議員がそれぞれ決意を表明した。「あの厳しい選挙で勝ち上がった。一人ひとりが地域の代表として頑張って行ける1回生ばかりだと思う。この皆さんが私たち国民民主党の宝であり財産だと思う」と古川幹事長は語った。

泉健太国対委員長

泉健太国対委員長

 続いて国会報告に立った泉健太国会対策委員長は、「疑惑の解明の責任を負うのは、あくまで事を引き起こした与党。審議を拒否したいわけではない。真相究明と法案審議を並行的に進められるのであれば法案審議に応じたいと戦いの中で言い続けてきた」と説明。しかし、疑惑の解明や真相究明が何らなされず、安倍内閣が何ら責任を取らない状況が続く中、「国民の皆さんにこのような国会運営を許してはいけないと伝えるための対応だった」と語った。

 今回の国会審議の正常化にあたっては柳瀬氏の参考人質疑をめぐって与野党の交渉が折り合わないなか、「野党の審議時間を与党提案の75分ではなく90分とし、その代わりとして与党側の呼びたい参考人の質疑に応じる」とのわが党が提案することで妥結を得たことを泉国対委員長は説明した。「野党第2党であるが、われわれの存在は非常に大きい。国会で与野党の交渉が暗礁に乗り上げた時、この党にこそ解決策を作り出せる仲間が揃っている。その知恵と経験がある」と述べ、原則審議拒否はしないという姿勢を取りながらしっかり論戦に挑み、与党に疑惑の解明を求めていく党として取り組んでいく考えを表明。新しい国会の歯車を一つ動かすという決意を持って取り組んでいくと語った。

 また、同日、国民民主党ができて初の法案提出として、働き方改革法案の対案である「安心労働社会実現法案」を衆院に提出したことを報告。9日からの政府案との並行審議を目指していく考えを表明し、「法案をしっかりつくり提出できる政党を目指していく」と抱負を述べた。

 最後に、若手議員の発声によるガンバロウ3唱で議員総会を締めくくった。

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