国民民主党をはじめ、立憲、共産、自由、社民の野党5党の国会対策委員長は18日、衆院内閣委員会でTPP関連法案の審議中に茂木敏充担当大臣の不信任決議案を提出し、提出の理由を説明するために記者会見を開いた。

 泉健太国対委員長は、「ルールに基づいた充実審議をただただ求めていきたいが、充実審議から遠い、日程ありきの審議が繰り返された」と述べ、2016年のTPPの審議の時のようにテレビ入りの審議やテーマを絞った参考人質疑、視察などを通して「国民の反応を肌で感じていただきたい」と要望した。そのうえで、「形式的な答弁に終始しているのであれば、国民の声を聞く耳を持たない大臣と言わざるを得ない。まずは充実審議という思いを強く持ちながら、この大臣ではその任に当たらないので大臣不信任を出した」と提出理由を説明した。