玉木雄一郎共同代表は1日、宇都宮市で開かれた国民民主党栃木県総支部連合会の設立大会に出席し記念講演を行った。

 玉木共同代表は講演の冒頭、「昨年の総選挙の前に民進党が分裂することになり、皆さんに混乱と困惑を与えてしまったことにお詫びを申し上げたい」と、大会に集まった支持者に向けて陳謝した。その上で安倍政権について、「本当にひどい。森友・加計問題はその典型だが、よくいつまでこの問題をやっているのかと言われるが、私からすれば、いつまでやらされるのかということだ。出すべき資料を出せば、答えるべきことに答えれば一瞬で終わる。そのことをせずにうそにうそを重ねる。いろいろな内閣があったが、こんな内閣は1日も早く終わらせなければならない。9億円もする国有地が特別な配慮をして8億円も値引きして1億円で売られた。50年間認められなかった獣医学部の創設がなぜか総理のお友達には認められる。こういうことを許すと他にも同じことが起きるのではないか」と指摘し、権力の私物化を許してはならないと力を込めた。

 国民民主党結党の意義について、「バラバラになってしまった野党を、もう一度一つの固まりにしたい。国民民主、立憲民主と2つの民主党に分かれたが、力を合わせ、権力を乱用する安倍政権を倒したいという思いだ。出来るところから一歩ずつ。野党の大きな固まりを作っていくために生まれたのが国民民主党だ」と述べた。

 「国民民主党には2つの志がある。もう一度政権を担うこと、普通の生活者の立場に立つことだ」と述べたうえで、「私たちは、もう一度自民党に代わる、安倍政権に代わる政策を作り、政権を作る。その矜持(きょうじ)は絶対に忘れない。単なる反対だけの万年野党にはならない。そしてあくまで生活者や、働く者の立場に立った政策を積み上げていく。この理念を心に刻み付けてこれからもやっていく。それに同意できる仲間と頑張っていく」と力強く語りかけた。

 最後に玉木共同代表は、「とにかく国民の暮らしの安心。一部の金持ちをより金持ちにする政策ではなく、ふつうに頑張る人たちが将来設計が立ち、最低限安心できる収入が確保され、家族に笑顔があふれるような社会を作るためにもう1回われわれはゼロから頑張りたい。そういう思いで立ち上げたのが国民民主党だ。栃木県連の皆さん、党員・サポーターの皆さんと心を合わせて現場から、ゼロから頑張る覚悟でやっていきたい」と参加者に呼びかけた。