会派運営協議会

 国民民主党、立憲民主党、社会保障を立て直す国民会議と立憲民主党が参院で会派を組んでいる社会民主党は19日、臨時国会からの統一会派結成を合意した後に第1回会派運営協議会を国会内で開いた。

 国民民主党から玉木雄一郎代表、平野博文幹事長、大塚耕平参議院議員会長(党代表代行)が出席し、立憲民主党から枝野幸男代表、福山哲郎幹事長、長浜博行参院議員会長、社会保障を立て直す国民会議から野田佳彦代表と玄葉光一郎幹事長、社民党から福島みずほ代表と吉川元・幹事長が出席した。

 協議会の終了後、記者団に以下の合意事項を説明した。共同会派の役員体制については、衆院会派の国対委員長は立憲民主党の国対委員長、委員長代行を国民民主党の国対委員長、委員長代理等を社保の会などで構成すること、参院会派の会長を長浜博行・立憲民主党参院議員会長、幹事長を大塚耕平・国民民主党参院議員会長、国対委員長を芝博一・立憲民主党参院国対委員長で構成することとなった。 

 記者から統一会派結成の意義を質問された玉木代表は「去年から『大きな固まりをつくろう』と、協力できる政党や会派に連携を呼びかけてきた。先の通常国会から自由党と統一会派を組み、合流に至った。参院選後に立憲民主党から会派の提案があり、協議をしてきた。本日野田元総理の社会保障を立て直す国民会議を含めた3者で秋の臨時国会から衆参両院で会派結成の合意ができた。これまでわれわれが言ってきたことが実現し、一歩前進して良かった。また、強力な構えをつくって、政権に対峙(たいじ)し、行政監視機能をしっかりと果たすとともに、私たちの目指す社会像や経済政策を国会で訴えていくことができる体制が整った。臨時国会で優秀な仲間たちと力を合わせて取り組んでいきたい」と強い決意を語った。

第1回会派運営協議会 合意事項

〇会派の位置づけ

  • 立憲・国民両党規約第29条の「共同会派」の結成とする。
  • 「会派をともにする」も可。「統一会派」は使用しない。

〇会派運営協議会の構成

  • 3党1会派の代表・幹事長・参院代表で構成する。(社保・社民は2名)

〇会派名称

  • 衆「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」
  • 参「立憲・国民.新緑風会・社民」

〇政府提出法案への対応

  • 部会での法案ヒアリング等は、各党会派別々に開催
    無所属の議員については要検討
  • 政府提出法案の賛否については、各党各会派で意思決定する前に事前調整をはかり、決定する

〇委員会配置

  • 全会派所属議員の希望を募り、会派の国会対策の役員間で調整をし、会派運営協議会で決定する
  • 委員長、調査会長、理事の配置等については、原則、議員数割りとする
    ただし、当選年次、専門性、経験等を考慮するものとする

〇会派の運営

  • 事務局は、各党各会派別々とする
  • 衆・代議士会、参・議員総会の開催は、現状では、衆院16控室、参院5控室で開催するものとする