泉会見

 泉健太国会対策委員長は17日、定例の記者会見を国会内で開いた。

 泉委員長からは、「赤坂自民亭」の問題、参院の選挙制度関連法案の衆院における審議、IR(カジノ)法案の審議、古屋衆院議運委員長のパーティー券収入の申告に関する報道等について話があった。

 泉委員長は、5日に西日本で豪雨が発生し広島県でも災害対策本部が設置されている中、安倍総理や広島県選出の自民党の岸田文雄政調会長ら自民党議員が大勢で宴会をしていたことや、石井啓一国土交通大臣が災害対応の陣頭指揮を優先すべきにもかかわらず、IR(カジノ)法案の審議に長い時間をとられていることについて、政府の災害対応を変えるべきだと指摘した。

 参院の選挙制度関連法案については、自民党が合区により定数が減った地域の議席を維持するための制度であり、自己都合で定数を増やす制度であるので反対だと説明した。

 古屋圭司衆院議院運営委員長がパーティー券の収入を過少に申告していると報道されている件については、「今日の議院運営委員会前に明確に説明する必要がある」と説明を求めた。

 こうした与党の国会の進め方が異常で強引だと指摘したうえで、倫理選挙特別委員長、議運委員長、内閣委員長、国土交通大臣の解任・不信任決議案の提出、また内閣不信任決議案の提出も考えていくと言及した。

 最後に泉国対委員長は、「国民民主党には、対決より解決とのフレーズがあるが、今の政権とは明確に対決してきた。正確にいうならば『自民と対決し、国民に解決策を届ける』これが国民民主党の姿だ」と述べた。