大塚耕平共同代表
 国民民主党の大塚耕平共同代表は19日、定例記者会見を党本部で開いた。
 大塚共同代表は冒頭、参院で焦点となっているIR(カジノ)法案に関して、参院で与党側が採決を強行しようとしたことから、野党側が議長の不信任決議案を提出し、それが否決されたと状況を報告。今後については「この法案の中身は本当におかしいから何とか食い止めたい」との考えを示し、会期末の日曜日までの対応を衆院側とともに検討していると語った。
 記者から「対決より解決」を掲げる国民民主党の国会最終盤の対応について「対決姿勢を重視しているように見えるが、どういう狙いをもって戦っているのか」と問われた。大塚共同代表は「われわれは『対決より解決』という基本方針を何も変えていない。われわれが何とも解決のしようのない法案を与党が出してくれば、当然解決策がないわけだから対決せざるを得ない」と指摘。特にIR法案に関しては「改善して解決できる代物ではない。できるだけ成立を阻止したいということに尽きる」と語った。