国民民主党の玉木雄一郎代表ら新役員は18日、そろって国会内の各党控室をまわり、就任のあいさつを行った。衆院議長を皮切りに、公明、自民、立憲、維新、自由、社民、共産、参院議長、希望などを訪ね、あいさつした。大塚耕平・古川元久両代表代行、平野博文幹事長、原口一博国会対策委員長、泉健太政務調査会長、岸本周平選挙対策委員長、増子輝彦幹事長代行、山井和則国会対策委員長代行が同行した。

 野党各党からは、日本各地を襲った大型台風や地震災害対策の補正予算編成や日ロ・日朝などの外交問題、障害者雇用水増し問題等をただすために早急に臨時国会を開くべきとの意見が出た。玉木代表は早期開会に賛意を示した上で、「臨時国会の早期開会を求めるが、どうしても開けないなら閉会中審査で予算委員会を必ず開くべき。野党が協力して求めていきたい」と述べた。

 沖縄県知事選の話題では、玉木代表が玉城デニー候補応援のための野党連携強化を呼びかけると、自由党の小沢一郎代表は19日から自身も訪沖することを明らかにし「1票1票、一回りして来る。これで勝てるとずいぶん違うから」と応じ、野党連携の強化を確認した。また、米国から帰国したばかりの立憲民主党の枝野幸男代表からは「サンダース米上院議員は、アジアの安全保障問題に強い関心があるようだ」などの話があった。