玉木代表記者会見

 国民民主党の玉木雄一郎代表は17日、定例記者会見を国会内で開いた。辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回した沖縄県に対して、岩屋防衛相が法的対抗措置を同日表明したことについて「非常に強引だという印象は否めない。けんかを売るようであり、極めて遺憾だ」と述べた。玉城新知事が対話による解決を求めていたことに触れ、「ひざを突き合わせて腹を割って話し合う環境の整備に政府側が務めるべきだ」と求めた。

 米通商代表部(USTR)が16日、日本との貿易協定の締結に向けて通商交渉を始める方針を米議会に通知したことに関連して、米国にTPP復帰を求めるとしてきた日本政府が結局、米国との2国間交渉に応じたことから「なぜ方針が突然変更になったのか。国会で安倍総理にその経緯の説明をしっかり求めていく」と語った。その交渉について茂木経産相がTPP以上の譲歩を示唆するなど「ごまかしの言葉を使って始めようとしている日米FTAが、ごまかしの実態が次第に明らかになってきた」と述べ、この点も臨時国会で厳しく追及していくと語った。