プロフィール:

伊藤俊輔 衆院議員
1979年8月5日生まれ。北京大学留学、中央大学経済学部国際経済学科卒業後、海外経験を活かし起業。主に海外の大手航空会社や造船会社の物流貨物取扱代理店業を日本で経営。2017年衆院議員に初当選。東京都第23区(町田市、多摩市の一部)を選挙区として活動している。現在1期目。両親と兄2人の5人家族。


 ──自己紹介を兼ねてなぜ議員になったのかを教えていただけますか。


バーベキューで地元交流

バーベキューで地元交流

 衆院議員の伊藤俊輔です。東京の町田市と多摩市の一部が選挙区です。比例選出なので東京全体が選挙区でもあります。
 これまで会社の経営を14年間やってきました。海外留学したり、海外での生活経験もあります。日本は歴代の総理も内閣も地方分権と言ってきましたが、外国と日本を比較した時に、150年間中央集権の形を変えられませんでした。地方が人口減少で疲弊し構造を変えなければいけない中、20年以上若い世代に先送りしている問題にしっかりと私たちの世代が声を上げたい。それが政治に挑戦した一番の理由です。


 ──国会議員になって1年、これまで良かったことや苦労されたことをお聞かせください。


 苦労したことはあまり考えません。国会議員も、都議会や市議会や区議会も全て同じだと思いますが、現職になってバッジをつけているからこそ、直接議会でものが言えます。本当に多くの国民生活の根幹に関わる問題について、国民の皆さんの声を届けることができる。これが一番良かったことだと思います。もう一つ、これまでの民間の経験、経営者としての経営感覚あるいは外国の生活を、国会に入ってから生かすことができたこと。中国を始め海外に視察に行きましたが、外国の首脳の皆さんとお会いするときに、留学時代にお会いした方々とまた立場が変わって国会議員としてお会いでき、より深い交流ができました。特に中国は、仕事でも留学でもさまざまな経験をしてきた場ですが、日中関係が極めて良くなってきた実感がある今、さらに関係を深めるための役割を国会でも果たしていきたいと思っています。

地元のしいたけ栽培を視察

地元のしいたけ栽培を視察


 ──伊藤議員は38歳と国会議員の中では若いですが、若い世代の政治参加をもっと増やすために必要なこと、制度面で考えていることはありますか。


ひたすら駅前でビラを撒く

駅前でビラを撒き多くの人に知っていただく

 政策的には長く課題になっているネット投票の導入だと思っています。決して若い世代だから政治に無関心だということではなく、高齢の方でも政治から遠のいている方もいますし、これまで投票に行ったことがない方も数多くいます。日ごろの活動を通じて政治をもっと身近にすることをずっと主張しながらやってきました。若い世代の方と意見交換する時間を作り、全てのことに政治が直結していることを理解してもらえるよう心がけています。
 例えば、学校で長年英語を学んでもなかなか話せるようになれない教育の環境。これを変えてもらいたいという声もありますし、あるいは待機児童や子育ての問題で多くの皆さんが苦悩されている。そして、就職や親の介護等あらゆる人生の局面で政治に関わっていることを実感する。30年後40年後に老後を生きる世代が、今制度を変えなければ、自分たちに多くの問題が先送りされてしまうことを実感すると政治に参加しやすくなると思います。そのため、日々の政治活動を通じて、分かりやすい言葉で若い世代と関わることが大事だと思っています。


 ──これまで力を入れて取り組んできたことや次期国会で取り組んでいきたいことを教えてください。


陸前高田市の戸羽市長と

陸前高田市の戸羽市長と

 政治は、税金を扱う仕事で、国会議員がしっかりと認識と責任を持たなければいけません。国会に送っていただいて、あらためて税金の無駄遣いもそうですし、国会議員一人ひとりの覚悟や資質もまだまだ甘いと思っています。自分からできることとして、私は当選してからずっと被災地に歳費の3割を寄付しています。それは、もちろん自分が身を切ることが大事だと考えられるからです。
 東日本大震災が起こって25年間国民の皆さんに復興税を負担していただくことになっています。当初は国会議員も歳費を2割削減していましたが、たった2年で元に戻しています。こういうことを見ても、国会議員の資質や覚悟は足りないと思います。政策は掲げても国会議員が自ら行動を起こす人はごく少数だと思います。小さいことかもしれませんが大きなことにつなげていきたいと思っています。


 ──国会議員になって解決できたことがあれば教えてください。


 国会議員になってわずか1年ですから解決ということでもないですが、やはり自分たちの身を切ることで、体質改善したことが一番です。所属した党内においても党全体で国会議員がそういう覚悟を示せるようなことができれば良いですが、まだまだ全体で一致する状況にはなっていないです。苦しいですが、まず自分から身を切っていくことで党を引っ張って、あるいは与野党関係なくそういう体質を作っていく。まさに今与党の体質が問われていると思いますので、野党の立場から与党に指摘をする風を起こしていきたいと思っています。ごく小さいことからの積み重ねで大きなことを実現できるように頑張っていきたいです。


 ──閲覧されている方々へメッセージをお願いします。


 今は、国会や委員会での質疑はリアルタイムにインターネットで見られますし録画も見ることができますが、あまり知られていません。議会に来ていただくのは皆さん仕事を持たれていて大変だと思いますが、わずかな時間でもネットを通じて活動を見てもらいたいと思います。選挙の前だけでなく、日ごろの活動でその政治家が一体何をやるために国会に行ったのかをしっかり見ていただきたいです。国会議員と国民の質はイコールだとどこの国も言われています。「国会議員が変わるのが先か、国民が変わるのが先か」と思っています。
 私は、しっかりと国民を引っ張っていける存在になりたいと思っています。強引に法案を通すのではなく、国民に法案のメリットもデメリットも知っていただく議会を作り、国民の機運が高まった上で初めて法案が通る、意味のある議会にする役割を果たしていきたいです。


ひたすら歩いてあいさつし

地元を隈なく歩きつづける