地元でオーダーして作った鮮やかなブルーのスーツが、長身の姿に良く似合う関健一郎衆院議員。取材後もアツい話が止まらない、人とのコミュニケーションを大切にする関議員が目指している社会像を聞くことができました。


 ──自己紹介をお願いします。


 衆院議員の関健一郎です。40歳で、4人の子どものお父さんです。選挙区は愛知県の一番南側にある渥美半島の田原市と豊橋市で愛知15区というところから挑戦しています。


 ──地元で自慢できることはありますか。


 本会議に立った時にも言ったのですが、農業産出額全国1位の田原市と全国9位の豊橋市です。選挙区で農業産出額を競ったら、たぶんぶっちぎりの1位だと思います。
議員を目指す前はNHKの記者をやっていまして、それで名古屋や豊橋、東京の経済部や高松でも勤務しましたが、その時に妻と出会った場所であり、永住するならここが良いなと思ったところが豊橋でした。まさかそこから選挙に出るとは思わなかったです。生まれが鎌倉ですので。そんなこんなでこうなってしまいました。

【クローズアップ若手議員】「税金を絆に」がライフワーク


 ──地元活動で意識していることはありますか。


 今は世の中の考え方が変わってきている時代です。マスコミから情報をとって物事を考える人も減っているし、国会議員は偉い人だ、先生だという人も絶滅危惧種です。そのため、世の中の人たちの感覚を一番肌でよく知っていて、それを合理的に発信できるという能力がなければ、私は政治家である意味がないと思っています。地元ではとにかく人の話を聞くことにしています。偉い人ばかりと握手して壇上で話をして「はい、さよなら」では政治家じゃないと思っています。そんなことをしている暇があれば、一人ひとりと道端で話を聞いている方が僕は政治家らしい仕事だと思います。とにかく人の話を聞くことをしています。

【クローズアップ若手議員】「税金を絆に」がライフワーク


 ──人の話を聞いていく中で、浮かび上がった課題はありますか。


 これは私の場合は「税金を絆に」がライフワークになると思っています。皆さんは税金を払わされていると思っていませんか。思いますよね。僕も思いますよ。みんな思っていますよ。でも、税金はこの国に住んでいる人間から否応なしに徴収できる唯一のつながりです。どんな億万長者も低所得者も税金に関わらずに生きていけません。これを足かせと思うか「絆」と思うかで国家の幸福度は違うと思います。例えばスウェーデンやノルウェーは物すごく高い税率ですが、その「絆」でさまざまな人が大学無償化や医療も老後も安心と思っているから、物すごい税金を払っても良いと思っているわけです。日本は逆ですよね。払わされても「俺の暮らしは一向に楽にならない」と。これは政治の責任です。払ったものが私たちの暮らしに返ってくると思ってもらえる。つまり税金を足かせから「絆」にすることが、僕のライフワークです。


 ──「税金を絆に」という課題は、国会でどのようにぶつけていますか。


 「税金を絆に」というライフワークは大きすぎるのですが、個別・具体的に言うと、例えば、私は農林水産委員会に所属しています。皆さんの口に入る食べ物を作っているのが農林水産業なので、この国で農林水産業に関わらない人間はいません。無駄が無いようにすることや生産者が世の人のためにつくる環境整備は「税金を絆に」と一緒です。どうすれば1次産業の人たちが豊かな暮らしを保ちながら仕事を続けていけるか、それを考え続けることが国家にとって良いことだと考えています。


 ──ウェブサイトをご覧の方々にメッセージを。


 弱いものがさらに弱いものをたたく、いじめられている人がさらに他の人をいじめて自分を満足させるとか、お金持ちをやっかむとかではなく、この国に生きる人みんなが尊厳をもって生きるためにはどのような仕組みにすれば良いのかという発想から、「税金を絆に」という考えは生まれています。国民民主党も反省しないといけないですが、人の悪口、世の中の環境の悪口、さまざま不満を言う前に、まず自分に何ができるのかということをこの国に生きる全ての皆さんが考えて実行しなければいけない時代だと思っています。時代は変わっていますから、国民民主党もさらなる改善ができるように僕たち当選1回議員が強い力で頑張っていきたいと思います。


【クローズアップ若手議員】「税金を絆に」がライフワーク