1920年(大正9年)1月に着工、17年の歳月をかけて1936年(昭和11年)月に完成。当時の建物としては日本一の高さを誇り、永田町の高台に美しいみかげ石で装われた議事堂が「白亜の殿堂」と賞賛されたという。同年12月24日に召集された第70回帝国議会から使用され、現在に至る。
構造:地上3階(中央部分4階、中央塔9階)地下1階。鉄骨鉄筋コンクリート造り
資材:国産品を使うという建築方針に沿って作られ、内装用石材等は33種類の大理石など最高品質の国産品が日本各地から集められた。しかし、ステンドグラスとドアノブや鍵、郵便ポストのみ外国製。
費用:2570万円(当時の金額。今の貨幣価値では当時の大卒初任給から換算して500〜900億円か。)
工事に従事した人員:延べ254万人
敷地面積:10万3001平方メートル
建物面積:1万3356平方メートル/(延)5万3464平方メートル
長さ(南北):206.36メートル
奥行(東西):88.63メートル
高さ(屋上):20.91メートル
高さ(中央塔):65.45メートル
敷地の海抜:本館前で26.66メートル
議事堂の総重量:10万9千トン
鉄骨:9810トン
鉄筋:5522トン
石材:花崗石・2万5500トン/大理石・2800トン/日華石・106トン
セメント:2万7446トン
砂・砂利:7万8572立法メートル
木材:24種類、4815立方メートル