「被選挙権年齢引き下げ全国キャンペーン」の催しが5日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで行われ、国民民主党からは乃木涼介・神奈川県参議員選挙区第1総支部長が参加した。
最初に「選挙権年齢の引き下げについてどう考えるか」をテーマにグループ内で議論を行った。選挙に毎回行くと答えた人からは、「18歳選挙権を与えられ、唯一行使できる権利として誰に言われたわけでもなくこれまで行っている。行使できる権利を果たさないのであれば、今の政治に文句は言えないと考えている」との意見が出た。行かない人からは、「住民票を地元に置いているため、不在者投票を行うにしても面倒であり、情報がないので興味が湧かない」等の意見が出た。乃木総支部長からの「若者の投票率を上げるための方策はありますか」との質問に対し「マイナンバーカードを使って本人確認をしっかり行った上でネット投票を行えるようにしてはどうか」「海外のように義務化して罰則規定を設けてはいいのでは」「なぜ投票に行くことが義務でないのか」「若い人たちが集まる場所に投票所を設けてはどうか」などの意見が出た。
「被選挙権年齢の引き下げについてどう考えるか」のテーマでは、「衆議院の被選挙権は25歳、参議院の被選挙権は30歳、なぜ違うのか、昔はなんらかの理由があったのだろうが、今はもうそんな時代じゃないのでは」「若者党のようなものを作り、10代代表、20代代表の議員が最低数人いなければならないと決めてしまうようにすれば、同世代の人たちは選挙や政治に興味を持つのでは」「引き下げるのは時期尚早であり、学生生活を終え社会経験の浅い人物が国会議員になると思う。まずは地方議員から引き下げるのがいいのではないか」等々の意見が出された。