玉木雄一郎代表

 玉木雄一郎代表は2日、神奈川県海老名市を訪れ、太栄志・神奈川13区総支部長が開いた、第50回記念「草の根」タウンミーティングに参加し、「こくみん徹底トーク」を行った。

 冒頭、後援会長の藤井裕久元財務相があいさつに立ち、「政治家は背骨が無ければだめだ。ふらふらしている者がいるが、物事は背骨をもってやらなければいけない。空気で動く政治家が一番悪い」と司馬遼太郎、山本七平の言葉を引きつつ、太総支部長を激励した。近現代史を振り返り、「政治は正しいことを進めてほしい。経済も同じ。しっかり客観的に、冷静に見てほしい」と呼びかけた。

太総支部長あいさつ

太総支部長

 元ラガーマンの太総支部長は、「隣の選挙区の横浜市で行われているラグビーワールドカップ決勝の熱気に負けないように、この会を進めていきたい」として、第1回目のタウンミーティングは「一軒一軒回って、ポスティングもしたが、どれだけ待っても結局、誰も来てくれない、参加者ゼロだった」と振り返り、そこから一つ一つ積み重ねて、ここまで来たと感謝を述べた。それからアメリカで学んだ「グラスルーツ」の民主主義について触れ、「自分たちが主役だ、自分たちの力で変えていくという主権者意識を高めていきたいという思いで、この草の根タウンミーティングを進めてきた。山積するこの国の課題を、地域から、現場から、草の根から、地域の皆さんの発想や工夫を政治が結集して、新しい時代を作っていきたい」と力を込めた。

 玉木代表は、まず「台風19号で、神奈川県でも大きな被害が発生した。まだまだ被災して苦しんでいる方がいらっしゃる。困ったときはお互いさま。ボランティアを含め、党をあげて取り組んでいきたい」と表明した。それから、英語民間試験導入延期について「経済的格差、地理的格差、試験運営の公正性の面で非常に問題があると、全国の高校生が見直してほしい、延期してほしいと声を上げた。この声を政府にぶつけた結果、撤回になった。6日間で2人も大臣が辞める異常事態だが、今回のことは、再び民主主義が動き始めたと受け止めている。一度決まったことは仕方がない、もう変えられないとどこか諦めていないだろうか。今回、当事者の声が届いて、民意が政治を動かしたことに、私たち自身も勇気をいただいた。へこたれている場合ではないし、いうべきことは言わなければいけない。中でも、教育は非常に大事であり、経済的な格差が学びの格差、人生の格差、希望の格差につながらないように、しっかり取り組んでいきたい」とした。日本の現状をデータや制度、仕組み、税制から説明し、「真面目に働いても豊かさを実感できず、賃金は下がる一方の制度になっている。根本的に変えていかないと暮らしは変わらないのに、行っても変わらないと言って選挙に行かない」としつつ、「私たち国民民主党は、働く者、生活者の立場に立った政治を行う。次の世代を応援する社会を作っていく」と訴えた。

■以下のURLから玉木代表の講演部分の動画をご覧いただけます。

https://twitter.com/DPFPnews/status/1190561311421128705

https://twitter.com/DPFPnews/status/1190562345338032129

決意表明する相原議員

 会の後半では、翌3日から行われる海老名市議会議員選挙に、2期目の挑戦を予定している相原しほ市議のこれまでの取り組みを後藤祐一神奈川県連代表・衆院議員らが紹介し、ママそして市民目線で市民の声を市政に反映していく、市議会にとって欠かせない存在だと演説した。相原市議は政治家を志したのは「自分の子どもが難治性の病気になったことがきっかけ」だったとして「必要な支援を子どもたちに広げていきたい。台風19号を経験して、災害に強いまちづくり、避難所対策も進めていきたい。困りごとのない海老名市を作っていきたい」と市政への決意を表明した。

後藤祐一神奈川県連代表から相原市議の取り組みに熱いエールが送られた。

後藤祐一神奈川県連代表から相原市議の取り組みに熱いエールが送られた。

こくみんうさぎも参加者の皆さんをお出迎えした
こくみんうさぎも参加者の皆さんをお出迎えした