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 28日午後、安倍首相が辞意を固めたとの報道を受け、玉木雄一郎代表は国会内で記者団の取材に応じた。玉木代表は第一報について、「大変驚いている。総理の職を辞さなくてはならないほど体調が悪化していたということであれば、総理には治療に専念していただきたい。一方で、コロナ対策等(があるので)後継に関して、どういう体制がとられるのか、しっかりと注視していきたい」と述べた。

 8年近く続いた第2次安倍政権に対する評価を問われ、「アベノミクスといわれる経済対策を進めてきたが、コロナでその評価も吹き飛ぶようなことになっている。改めて、安倍内閣の総括をしなければならない。むしろ、これからポスト安倍の政治や政策をどうするのか、野党としてもしっかり考えて、対案対策を出していかなければならない。その必要性が高まったと思う」と語った。

 また、野党としての対応について「これからの推移、後継となる総理、総裁が誰になるかを見極めなければいけないが、安倍総理が変わったことによって、『安倍内閣がだめだ』ということは通用しなくなったので、自民党に代わる政治勢力が何を訴え、何を旗印にするのかということをより明確に示していく必要が出てきた。自民党に代わる政策案を示すことがより強く求められる」と応じた。