国民民主党は8日、第103回総務会を党本部で開催し、合併新党設立に向けた取り組み、合併新党への参加が叶わない議員への対応等について協議した。
冒頭、玉木雄一郎代表は「いよいよ今日で最後の総務会となった。今までいろいろな議論をしてきたが、1つひとつ真摯に皆が意見を出し、拡大総務会では地方からの声を集めていただいたことに感謝する。民進党、国民民主党の綱領では『生活者』『納税者』『消費者』『働く者』の立ち場に立つ政党だということが高々と掲げられている。この立場を私たちがそれぞれ、しっかりと守りながら、誰のための政治を行うのかということを改めて確認したい。国内外の状況は厳しいので今こそ政治の力が求められている。歩む道が少し違うことになるかもしれないが、日本の政治を変えるという思いを心合せをして、次の力合せにつなげていきたい」と挨拶した。
平野博文幹事長より、立憲民主党等との合併新党の設立について、149人の議員が入党することになり、10日に代表・党名選挙、15日に結党大会が開催されるとの報告があり、承認された。
また、合併新党への参加が叶わない議員への対応について、議員14人から政党分割(いわゆる分党)の申し出により資産分割を協議し、合意をとりまとめたとの報告があり、承認された。これを受け、9日に政党分割(分党)を議題とする両院議員総会を開催すること、11日に国民民主党の解党を議題とする党大会を招集することを決めた。
最後に小林正夫総務会長が「2年にわたり総務会長をつとめ、総務会でさまざまな議論や政策判断を経験してきた。今回はそれぞれの判断した方向に行くが、志はおそらく同じなので精いっぱい頑張っていきたい」と挨拶し、会議を結んだ。