宇宙の開発利用推進

  • 新型基幹ロケット「H3」や先進光学・先進レーダ衛星の開発など、世界トップクラスの宇宙開発能力を維持・強化するための先端的研究開発を推進するとともに、「はやぶさ2」による小惑星探査を通じた生命起源の探求といった宇宙科学・探査を戦略的に推進します。

  • 宇宙産業の基盤技術の維持・発展に向けて、政府系宇宙インフラ(安全安心、気象、測位、リモートセンシング等)の維持、定期的更新とさらなる拡充を図ります。

  • 宇宙関連の政府研究開発を充実するとともに、目標とする市場毎の特性に応じた戦略的な資源配分と実証を実行します。

  • 宇宙システム及びサイバーシステムが、国際社会の平和及び安全の確保並びに我が国の安全保障に資するよう宇宙開発利用を推進します。具体的には、宇宙関係の装備・技術について、欧米等との研究開発及びミッション機材の相乗り(ホステッド・ペイロード)等の協力関係を強化します。

  • 宇宙活動法(人工衛星等の打上げ及び人工衛星の管理に関する法律)及び衛星リモセン法(衛星リモートセンシング記録の適正な取扱いの確保に関する法律)の施行を踏まえ、ベンチャー企業をはじめとした民間事業者の宇宙ビジネスへの参入を促進します。

  • 準天頂衛星システムが、2018年に4機体制となり、2023年を目処に7機体制を目指していることを踏まえ、高精度衛星測位データ及び衛星リモートセンシングデータを用いた農機や建機の自動走行等による生産性革命を推進します。