玉木雄一郎代表記者会見
2020年1月29日(月)15時00分~15時30分
発行/国民民主党役員室
★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/7Dk6XoALDm8
■冒頭発言
■質疑
- 選択的夫婦別姓の導入に向けた議論について
- 国会論戦(1) 予算委審議について
- 京都市長選挙について
- 進退伺の取り扱いについて(1)
- 東京都知事選挙の対応について
- 進退伺の取り扱いについて(2)
- 新型コロナウイルス対策について(1)
- 国会論戦(2) 棚橋予算委員長の進行について
- 北陸新幹線の大阪延伸について
- 国会論戦(3) 補正予算採決について
- 新型コロナウイルス対策について(2)
■冒頭発言
○新型肺炎「指定感染症」施行前倒し等の要請について
【代表】
まず、新型コロナウイルス肺炎についてであります。
昨日、国民民主党として、私を本部長とする「新型コロナウイルス対策本部」を立ち上げました。国内は蔓延の危機にあるという認識に立って、早急に対策を取りまとめ、早ければきょうにでも官邸に申し入れに参りたいと思っています。
例えば、これはきょう森裕子議員も冒頭質問に立っておりましたが、新型肺炎を昨日の閣議で感染予防法上の指定感染症に指定しましたが、その政令の施行が2月7日ということになっておりまして、さらに10日後ぐらいですから、そんな悠長なことをしている場合ではないと思います。罰則を伴う対応になるので一定の期間が必要だということで、過去の先例にのっとってそうだということですが、一刻を争う事態になっておりますので、この施行期日の前倒しも含めて強く申し入れに参りたいと思います。
これは施行できれば、出入国管理法5条1項の規定に基づいて、この新たに指定感染症として指定された新型コロナウイルスにかかっている可能性のある外国人の入国の拒否ができますので、これだけ、もう武漢だけではなくて中国全土に広がっておりますから、そういった感染のおそれのある外国人の入国拒否、出入国管理法に基づく入国の拒否もできるような対策を早急に講ずるべきだと思いますので、その意味では指定感染症の指定の政令の施行の前倒し、これを含む要請を政府に対して速やかに行いたいと思います。
○補正予算審議について
【代表】
2点目は、昨日の予算委員会で我が党の前原誠司委員から安倍総理に質問をして実態が明らかになりましたが、8年連続国債発行を減らして財政再建が進んでいるというのは、真っ赤なうそということが明らかになったと思います。
決算ベースで見るとそもそも達成できていませんし、何より剰余金の使い道を法律を変えてでも大変更したにもかかわらず、それを新年度の当初予算の財源として使って、わずか1000億ですが対前年度国債発行額を減らすような、粉飾を行っているような予算編成。これが明らかになりました。
こういった、マーケットと対話するというよりもマーケットをごまかすような予算編成を認めてはならんということで、当初予算の予算委員会の審議にこれから入ってまいりますが、この点については同僚議員と力を合わせて厳しく追及していきたいと思います。
○選択的夫婦別姓の導入に向けた議論について
【代表】
もう一つは、これも私が代表質問で取り上げました、選択的夫婦別姓についてであります。
この問題については、我が党はもとより、公明党、立憲民主党、共産党、社民党、各党が選択的夫婦別姓の導入を公約に掲げて昨年の参議院選挙を戦っております。また、全国紙の先週末の世論調査を見ても、7割ぐらいの方が賛成ということで、導入の環境は十分に整っております。
既に国会には関連法案を提出しておりますので、改めて今国会での成立に向けて我が党としても先頭に立って全力で取り組んでまいりたいと思っております。
■質疑
○選択的夫婦別姓の導入に向けた議論について
【フリーランス・堀田記者】
玉木さんの政治の首相の一人に亀井静香さんがいる。亀井さんは、選択的夫婦別姓はだめだ、子どものことを考えろと言っている。それで、この前の件だが、女性が旦那の姓になるから結婚したくないと言ったときだが、そのやりとりをもうちょっと詳しく、それから玉木さんはそれに対してどのように答えたか、説得したか、言ってくれませんか。それを最後まで聞かなかったみずた何とかがいけないが。
【代表】
これは、やじの話を少し申し上げますと、特定の誰かを糾弾するつもりは全くありません。今回の代表質問を通じて、この選択的夫婦別姓について考えるきっかけをぜひ国民の皆様にも持っていただきたいし、特に若い、これから結婚する世代に、自分のこととしてぜひ考えていただきたいなというのが私の思いであります。
よくネットなどを見ると、私の話が作り話だとかうそだというのですが、全くそうではなくて、現に私に対して、これは20代の男性ですが、「今つき合っている女性がいて、結婚したいのだけれども、彼女も仕事をしていて、やはり姓を変えなければいけないということが結婚を決断することにとっての障害になっている」と明確に相談されて、その話を私にされたので、「我が党としては選択的夫婦別姓の法案を出しているので、こういう法案が通れば実現するし、そのためにも、もし自民党がそういったことを拒み続けるのであれば政権をかえないとこういったものは実現しませんね」という話を具体的にさせていただきました。
ぜひ、これはネットの皆さんも、国民の皆さんにもお願いしたいのは、選択的夫婦別姓についてはさまざまな考えがあるのも理解します。ただ、そういった思いがある男性、あるいは女性、若い男性・女性がいることにも思いをはせていただきたいし、彼らの考え方を中傷するようなことには決してつなげてもらいたくないというのが私の思いです。
ですから、国会で堂々と議論しましょう。賛否はもちろんあります。さまざまな価値観・家族観・宗教観がありますから選択的夫婦別姓についてはさまざまな考えがあるのですが、だからこそ国会でしっかりと議論していくことが必要だと思います。
あわせて、日本の伝統だと言いますが、この夫婦同姓が制度的に導入されたのは明治31年以降です。明治7年にはむしろ夫婦別姓を一度国民の皆さんに徹底させるという指示も出ておりましたが、明治31年になってから制度的に夫婦の同姓ということが導入され、戦後民法でそのまま引き継がれているというのが歴史的経緯ですから、こういったことも含めて、さまざまな建設的な議論をぜひ国会でやりたいと思っています。
○国会論戦(1) 予算委審議について
【日本経済新聞・島本記者】
予算委員会での論戦について伺いたい。冒頭で公債発行の質疑の言及があったが、野党全体として見ると、「桜を見る会」やIR、河井案里さんの問題などに集中している傾向があると思う。代表として今までのところ野党の質問のバランスとか追及姿勢についてどのように見ていらっしゃるか。
【代表】
国会での論戦の戦略は国対で一義的に決めていますから、国対戦略のとおり一生懸命やればいいと思います。ただ、国民の皆さんがさまざまな政策論争について聞きたいという思いもありますので、バランスのとれた論戦ができればと思います。
きょうは、豚コレラの問題であるとか、あるいは森裕子議員は拉致問題について、一部報道で、田中実さんの(生存)確認がされていて、それが政府に伝えられていたのにそういったことを伏せていたのではないかという、大変これは本質的な問題ですが、こういったことも取り上げていますので、我が党としてはバランスよくさまざまな問題に対して質問しているという認識でいます。
【時事通信・近藤記者】
今の質問に関連だが、自民党の世耕参院幹事長が先ほどツイッターで、このシチュエーションで新型コロナについて質問しない感覚におどろいているというつぶやきをしたが、このツイッターについてどのように受けとめるか。
【代表】
我が党としてもかなり新型コロナウイルスについては質問していると思いますので、どういう趣旨でおっしゃっているのか。質疑を全部見ていれば、確かに一部質疑者の中には「桜を見る会」の問題について集中的に取り上げている、そういった先生方もいらっしゃいますが、野党全体で見れば、我が党も含めて、先ほど申し上げたように、2類、指定感染症の問題についてもしっかりと取り上げておりますので、そういった批判は当たらないのではないかと思います。
【産経新聞・千葉記者】
関連して。質疑を見ていると、立憲と国民の若干カラーの違いというか、立憲の質疑者はきょう「桜」が中心だが、国民のほうはコロナとか豚コレラとか防災とか拉致とか割と幅広にテーマを広げて聞いていたように見えた。代表として、行政監視能力を発揮するとか、あるいは提言型とか、そういった観点から見て役割分担ということをどのように意識しているかお聞きしたい。
【代表】
会派を同じくしていますから、それぞれ役割分担してやるほうが効率的だと思います。カセットテープもレコードも昔はA面・B面ありましたから、そういった行政監視、税金や権限の私物化、これはけしからんですから、厳しくやっていくところと、そして政策的な課題を提言を含めてやっていくところと、それをうまく組み合わせていくことが国民の皆さんのニーズにも応えることになるのかなと思っています。我が党は結党以来、提案型でやっていこうということですから、どちらかというと後者に力を置いてやっている人が多いのかなと、そういう印象です。
○京都市長選挙について
【フリーランス・横田記者】
26日に京都新聞に出た京都市長選候補の門川支持団体の全面広告の中に「共産党の市長は『NO』」とあり、ここに国民民主党京都府連の名前もあるが、原口国対委員長はこれに対して疑問を呈して、その経過、党幹部がオーケーしていたのかどうかも含めて、ツイッターで書かれているが、この点をどう思われるか。経緯を含めてお聞きしたい。
この全面広告の中に、共産党系の市長が誕生すると北陸新幹線延伸が京都まで来なくなるという趣旨の内容があるが、北陸新幹線自体は今の小浜ルートは財政上新規建設が多くて地元負担が多いとか、水がれを起こすのではないかという問題もあり、米原ルートよりもはるかに劣っている、自民党土建政治の象徴みたいな事業だと思うが、これを推進する門川候補を国民民主党が応援していることについて。2点お伺いしたい。
【代表】
まず、京都市長選挙については、党本部としては公認も推薦も行っておりません。ですから、この点については地元の事情を踏まえて地元の府連を中心に対応していることだと思いますので、党本部としては特段コメントすることはございません。
北陸新幹線についてでありますが、これも、それぞれの候補者の政策についてコメントすることは差し控えたいと思います。本部としては、繰り返しになりますが、推薦も公認もしていませんので、そのことについて私から何か、承知もしていませんし、コメントすることは差し控えたいと思います。
【フリーランス・横田記者】
原口さんは、国対委員長として、党幹部として問題だと言っているが、玉木代表の考え方を聞きたい。承知をしていないものが、京都府連とはいえ国民民主党の名前が出れば党としてマイナスイメージになるのではないか。
【代表】
繰り返しになりますが、党本部としては京都市長選挙については公認も推薦もしておりませんので、コメントは差し控えたいと思います。
○進退伺の取り扱いについて(1)
【日本テレビ・右松記者】
国民と立憲の合流協議に関連して今月20日に行われた両院議員総会の場で、津村啓介議員が開会前にツイッターを上げたことで党内に迷惑をかけたということで、進退伺を代表・幹事長宛に提出されていると思う。この扱いについて現状どうなっているか伺いたい。
【代表】
午前中に役員会が開かれまして、本人からそういう意向が出てきましたので、その進退伺についてはそのまま受理するということを役員会では決めました。最終的には総務会で意思決定されるということですが、現時点においては、役員会ではそれを受理するということで決めております。
【日本テレビ・右松記者】
受理するというのは、扱いとしては、ご本人は進退を伺うという立場だが、これを受理というのは解任するのか辞任させるのか。どういう手続になっているか。
【代表】
今、党の役職としては副代表をされていますので、その役職について解くということになろうかと思います。最終的には総務会で決めることになります。中間報告というか、現状ということで質問されたので、現時点の途中経過を報告させていただきました。
○東京都知事選挙の対応について
【共同通信・中田記者】
東京都知事選について伺いたい。立憲民主党は独自候補の擁立を目指している。国民民主党としては、国政などで野党間の選挙協力を進める立場だが、国民民主党としての都知事選の対応のお考えを伺いたい。
【代表】
まだ未定です。
【共同通信・中田記者】
今、野党の中で山本太郎さん擁立の可能性に言及する声もあるが、代表は今の時点で山本太郎さんに関してはどうお考えか。
【代表】
まだご本人と話をその件に関してはしていませんので、本人とも話さない中で何か希望的なこととかコメントするのは適切ではないと思いますので、現時点においては未定です。
○進退伺の取り扱いについて(2)
【NHK・米津記者】
津村副代表の進退伺の扱いについて、現状そのように方向性を決めた理由を差し支えない範囲で。また、進退伺に書かれていた津村副代表としての理由というのが幾つかあったと思うが、合流を推進する「決議案」を出すなどして道義的に批判を受けている、指摘も受けているという話だったので、そのあたりについて何か代表としての、方向性を決めるに当たってのお考えはあったか。
【代表】
まだ最終的に決定したことではないので、途中段階、意思決定の過程についてはコメントは差し控えたいと思います。
○新型コロナウイルス対策について(1)
【産経新聞・千葉記者】
冒頭の発言にあったコロナウイルスに関する官邸への申し入れだが、対応は国民民主党としての対応か。
【代表】
はい。一応我が党としてまとめたので、我が党として参りたいと思いますが、ただ、他党も同じように本部を立ち上げているところもありますので、そこは今、政調部局を中心に調整していると思いますが、当面我が党としては考え方をほぼまとめておりますので早急に持っていきたいと思っています。
【産経新聞・千葉記者】
例えば同じ会派を組んでいる立憲と一緒になってやろうとか、そういうことは考えていないということか。
【代表】
今の時点では我が党としてまとめて持っていこうということですから、現時点においては一緒に行こうということにはなっていないと理解しています。
【「FACTA」・宮嶋記者】
きのう立憲もコロナの対策本部を立ち上げたが、やはり野党の対応は非常に遅れているという認識だ。きのうの福山さんにはパンデミックという言葉が出てこない。感染爆発ということを本当に考えているのか、立憲は全然わからない。きょうようやくそういう認識で国民民主党が動き出した。要は、国会でやっていただきたいことは、武漢から帰ってきた人が、自宅にじいさんばあさんがいたり子どもがいたり受験生がいたら、1週間隔離してくださいと。そういうことを国民の中で議論していただかないと。人権がどうかではなく、その辺のニュアンスのところで野党には独自の、政府は言いにくいわけだから。今回のパンデミックについては全く野党はピンボケと、きのうの立憲の会見は最低だと思ったが、その辺を本当にどこまで考えておられるのか。野党だから言えることが絶対あると思うが。
【代表】
私、冒頭に「蔓延の危機にある」ということは、要はパンデミックの危機があるということを申し上げたつもりです。
この感染症、パンデミックへの対策は、何かを犠牲にして守るべきものを守るという決断がなければパンデミックは防げないというのが世界の常識です。その意味では、先ほど申し上げたような、まず、中国全土に広がっているということであれば、これ全国の港・空港が全て対象になりますが、外国人の入国制限に対してもう少し厳しくする。指定されて政令施行するのであれば、そのおそれのある人の入国拒否をやはりやるべきだと思います。
あわせて、今回武漢からチャーター機で戻ってこられる方についても、潜伏期間が最大2週間と言われていますから、例えばフランス政府のように2週間はこうして戻ってきた人に対しても、病院や、あるいは公費負担してでも宿泊施設に入っていただいて、その家族を経由した感染ということもあり得るわけですから、そこは最大2週間経過観察をしてしっかりと国内への蔓延を防ぐというような対策も必要だと思います。
自民党はよく緊急事態条項のことを言いますが、まさにこの事態は、一定程度本人同意も必要だと思いますが、いわゆる一定の通常言われる権利を制限しても、大きな公益を守るためにしっかりとした対応をすべき局面だと思っていますので、こういったことについてはあわせて政府に対しても申し入れをしていきたいと思っております。
○国会論戦(2) 棚橋予算委員長の進行について
【朝日新聞・小林記者】
予算委員会の棚橋委員長のことでお尋ねしたい。差配ぶりが非常に政府寄りだという批判が野党から起きているが、玉木代表から見て、棚橋委員長の差配についてどうお感じか。
【代表】
野党の人が質問しているときのやりとりは、なぜかスローなのですね。私も経験しましたが。与党側だとてきぱきするのですが、(野党側だと)なぜかスローなので、時間が無駄に過ぎているなという感じはします。
花形委員会の委員長ですから、中立公平な運営をぜひしていただきたいなと、そう思います。
○北陸新幹線の大阪延伸について
【フリーランス・横田記者】
「たまきチャンネル」で経済政策等で意気投合された山本太郎代表が京都市長選の応援演説に入り、その後の囲みで、リニア・北陸新幹線について、優先順位が違うんじゃないかと、暮らし・福祉・教育関係の予算をまず優先するべきだということを言っていたが、北陸新幹線に関する玉木代表ご自身のお考えをお聞きしたい。
【代表】
私は明確です。北陸新幹線は必要です。特に、東海大地震とか、東海道新幹線が通っているところに大きな津波や地震が来ると浜名湖の辺りが切れてしまう可能性があるのですね。そうすると、大阪と東京を結ぶもう一つのバックアップルートというのはさまざまな形でつくっておく必要があって、どのルートを通るかというのはさまざまな議論がありますが、やはり日本の北側を通る背骨のもう一本の運輸ルート、輸送ルートということをしっかり確保していくことは、日本の経済や社会にとって不可欠だと思っております。
【フリーランス・横田記者】
小浜ルートについてはどうか。
【代表】
そこは地元のさまざまなご意見もありますが、いずれにしてもしっかりと東京と大阪、関西と関東圏を結ぶ動脈はやはり2本ないとだめだというのが私の考えです。
○国会論戦(3) 補正予算採決について
【フリーランス・堀田記者】
きのうの本会議で、補正の件で、篠原さんと下条さんが出席しなかった。これは代議士会での打ち合わせとは違っていますよね。それについて何か玉木さんに釈明でもありましたか。
【代表】
ありません。というか、欠席していること自体の認識が私はありませんでした。
【フリーランス・堀田記者】
欠席というのがわかったが、これはある意味で造反ですよね。この補正には統一会派として反対だったわけだが、造反だという見解でよろしいか。
【代表】
補正予算の中身については、きのうの反対討論で申し上げたように、災害対策分については我々が求めたこともしっかり入っているので、そこは評価をしております。
ただ、一方で、いわゆる防衛費の、特に明らかに当初予算でやるべきである正面装備であったりFMSであったり、そういったことが紛れ込んでいたり、何より先ほど申し上げたような、いわば当初予算をよりよく見せかけるための細工のようなことが行われているような、そういった補正予算は全体として認めるわけにはいかないというのが私たちの考えですし、そういった規律の乱れた、財政法に基づく緊要性も感じられないような予算がいっぱい詰め込まれているような補正予算には賛成できないということですから、これが党の意思ということで決定したことですので、そういった方針に従って所属議員が行動するのは当然だと思っています。
【フリーランス・堀田記者】
そうしますと、これ規律を守るためということで、2人から事情聴取する必要性はありますね。
【代表】
幹事長に任せています。
○新型コロナウイルス対策について(2)
【「FACTA」・宮嶋記者】
タクシーに乗ってもコロナの話ばかりだ。カジノも「桜」もいいが、こういう問題は、先ほどの法施行でも何でも、ある意味で野党は協力する立場で、そのかわり国会ではその時間をとってもらうとか、それがないと、先ほどの私権の制限みたいなことだってあり得るわけだが、そういうのについても国会が積極的にやっている姿を見せることがなければだめなのではないか。別に2月7日にそんなの持っていったって、もうすぐに受験が始まる。中学の受験2月、3月は大学だ。そういうことを国会がどういうふうに本当に考えているのか。その辺のところでやはり野党には、玉木さんには、何か申し入れ書を持っていくというのではなく、もう少し何か挙国一致的なことをやるべきではないか。
【代表】
国民が今、何を求めて何を考えておられるかに対してアンテナを張って、敏感な国会でなければならないと思います。もちろん政府・与党もそうですが、我々野党側もそこについては既存のやり方にこだわらない、真に国民のための国会論戦ということを心がけていきたいと思いますし、野党だからこそ言えること、言うべきことをしっかりと言っていきたいと思っています。