泉健太国会対策委員長は8日、定例の記者会見を国会内で開いた。
国民民主党を結党したことにより会派構成が変わり、衆院会派名が国民民主党・無所属クラブ、参院会派名が国民民主党・新緑風会となった報告のほか、午後の衆院本会議での議題がTPP11整備法の趣旨説明質疑であることに触れ、「TPPはわが国の農業、製造業を資する内容になるのかが注目されているので、その問題点をただしたい」と表明した。
今後の国会対応について、「原則として審議拒否をしない」とした経緯について問われると、「与党の横暴な姿勢を許容してはいけないと思っている。引き続き最終的な手段としての(審議拒否の)可能性はわれわれも捨てていないが、やはり中心となるのは、国会の審議の中で与党が不誠実な対応をしたときにも国会審議の中で国民に訴えながら、国民の支持をいただく形で国会での論戦を展開していきたい」と語った。
国民民主党が野党第1党になれなかったことについては、「当初から野党第1党を狙うための党の立ち上げではなかったと認識している」と述べ、「野党のわれわれからすれば、もう片一方の中核の立憲民主党がしっかりと政党活動を展開しているなかで、これだけの国会議員を有しながら政党活動を十分に展開できない状況にあった集団が、その政党活動をしっかりできるようにするために新党を立ち上げるのが目的だったと認識している。単に国会勢力争いで合流を目的としたわけではない」と見解を示した。