国民民主党は14日、東京・池袋駅東口前で定例の街頭演説会を開き、大塚耕平、玉木雄一郎の両共同代表、泉健太国会対策委員長、小宮山泰子企業団体局長、森岡俊和、西岡秀子の各衆院議員および伊藤孝恵参院議員が参加した。それぞれの語り口で、国民民主党がどのような社会を目指す政党であるかをアピールした。

 玉木共同代表は、誰もが将来に対する不安を抱えがちな人生100年時代に、国民の安心を作っていく政党であることを強調。「(国民の)生きていくことの不安、そのことがなくなるような仕組みを、私たち国民民主党は作っていきたい」と述べた。また「そのためには、少し余裕がある方には、その分、払っていただかなくてはいけない。 でも社会は、一人で成り立っているものではないので、『共生』、つまり共に生きていける社会を作るのが政治の役割だ」と、国民民主党が「共生」を大切な価値として、しっかりと掲げる政党であることを訴えた。

 泉健太国会対策委員長は、国民民主党の国会での活動が、これまでの野党とは一線を画していることを説明した。「野党は反対ばかりしていると思われているが、実はそうではない。法案が100本あったら、80本くらいの法案には賛成している。国づくりには、ちゃんと協力をしている。しかし政府が出す法案の中にも、おかしいのではないか、と思われるものがある。こういうものについては、反対と言う。ある意味、私たちは、国民の立場に立って法案を審査する存在でありたいと思っている」と語った。

 大塚共同代表は、国民民主党のチャレンジ精神をアピールし、「(聴衆を指して)あなたの持っているスマホを作ったスティーブ・ジョブズ。スタンフォード大学で若い人向けに演説したそのスピーチの最後に言った言葉—―『ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ(一生貪欲にして、かつ馬鹿であれ)』。これまでの常識にとらわれずに、どんどん新しいことにチャレンジしよう。こうスピーチした。私たち国民民主党は、全員まさに『ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ』。新しいことに挑戦し、新しいものを作っていく政党だ」と語った。そして「若い皆さん。政治を目指したい、一緒に日本を作りたいという人は、議席が空いているのはいま国民民主党だけですから。どうぞ国民民主党のドアをたたいてほしい」と、聴衆にも国民民主党への積極的な参加を呼びかけた。