国民民主党の泉健太国会対策委員長は21日、国会内で記者団の取材に応じた。
今国会の会期延長決定を受けて安倍総理が衆院の河村予算委員長に「予算委員会の集中審議は勘弁してくれ」などと発言したとされることについて泉国対委員長は、国会からの追及を逃れたいからだろうが、米朝会談もあったわけでり、「国民からすれば予算委員会は大前提だと思っている。『そうはいかないだろう』と言っているようなので、ぜひ開催していただきたい」と語った。
延長国会に野党としてどう対応するのかについては、「国会が32日間延長し、法案は参院中心に審議されることになる。その間も震災対応、米朝会談の結果、さらなる今後の外交問題という意味では予算委員会は必須だ。予算委員会の集中審議(開催)は当たり前だ」との考えを示した。
また、16日の衆院厚生労働委員会で自民党の穴見陽一議員が、参考人として招かれたがん患者が意見を述べている最中に、「いい加減にしろ!」とヤジを飛ばしたとされていることについては、「参考人は衆院としてお呼びし、国民各層の声を伺うのが趣旨。その方に『いい加減にしろ』と発言したということは、国民に向けて『いい加減にしろ』と発言しているのと同等だ。もし事実であれば極めて問題だ」と批判した。