代表選挙候補と議論する学生ら

 代表選挙2日目の23日午前、50人の学生の参加を得て開いた学生討論会で、津村啓介、玉木雄一郎両候補は学生らの「聞きたいこと」に答えた。

 代表選管を代表して浜口誠参院議員があいさつし、日本選挙新聞代表の座間宮ガレイさんが司会を務めた。

 学生参加者からは、「国民民主党が言う中道はどういう意味か」「東京2020(オリンピック・パラリンピック)後の日本の構想を語る政治家がいないが、どういうビジョンを持っているか」「保育士不足を解消するために低い給料を上げるべきではないか」「学術政策への考え」等の質問があった。

PDF「学生から寄せられた「聞きたいこと」資料」学生から寄せられた「聞きたいこと」資料

 学生参加者に向けた最後のメッセージで玉木候補は、国から一生にわたって受け取るものと払うものを計算する世代会計について触れ、「今の60代はプラス4000万円。20代はマイナス1200万円」などと指摘。その原因が国の制度が次の世代に負担してもらう仕組みだからだと説明し、「その負担と受益の関係を変えていかないと皆さんが大変だ」と訴えた。それを変えるために「選挙に行ってほしい。こういうことをごまかさずにきちんと訴えている政党に1票入れることだ」と呼びかけた。

 津村候補は、この世代会計について「親の世代は一生で4000万円得するが、皆さんは1200万円損する。祖父母や親世代の借金を返す立場に置かれている。皆さんの子どもはもっとそうだ。それを是正するためにどうすればいいか」と問題提起し、「社会全体のためには消費税を急に上げるべきではないが、皆さんの世代から見たら、もっと上の世代が負担すべきと言わないとおかしい。上の世代が自分たちよりももっと負担すべきと声を上げるべきだ」と訴えた。

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 https://www.pscp.tv/w/1eaKbVqyePYKX 

津村候補、玉木候補、司会の座間宮さん

津村候補、玉木候補、司会の座間宮さん