国民民主党代表選挙に立候補している津村啓介候補と玉木雄一郎候補は29日、東京有楽町にある外国特派員協会で記者会見を開き、津村候補は新しい外国人労働者政策、玉木候補はコドモノミクス等について説明するとともに、対北朝鮮政策、日米関係などの質問に答えた。

 対北朝鮮政策について玉木候補は、米朝首脳会談の開催については「評価するが、具体的進展がない」との見方を示した。北朝鮮の非核化については「日本がもっと積極的な役割を果たすべきだ」として、「かつての6者協議のような枠組みを作ることに日本がリーダーシップを発揮すべきだ」と提案した。日米関係については、「100%ともにある」とする安倍政権がトランプ政権に付き従う対米姿勢を展開していることに「反対だ」と表明。日米地位協定については「わが党として見直しを進めたい」と述べた。

 津村候補は、北朝鮮問題について「米朝首脳会談後の現在も基本的リスクが減じていない」との認識を示した。話題に上っている日朝会談については「拉致問題に進展が見通せる環境にない限りは前のめりになるべきではない」と指摘。このような国際環境から「わが国のミサイル防衛の進化については議論を深めるべきだ」と述べた。また、トランプ政権の外交姿勢については「国際ルールを無視し非常に危ういものを感じている」と懸念を示した。日米地位協定については「見直すべき」との立場を明らかにした。

外国特派員協会で記者会見する津村、玉木両候補

外国特派員協会で記者会見する津村、玉木両候補

玉木雄一郎候補

玉木雄一郎候補

津村啓介候補

津村啓介候補