性暴力被害者を支援する「性暴力救援センター全国連絡会」で決意を表明する泉健太政務調査会長

 泉健太政務調査会長は23日、大阪市で開かれた性暴力被害者を支援する「性暴力救援センター全国連絡会」の第6回全国連絡会議に出席し、「性暴力被害者支援法案」の成立に、責任をもって取り組む決意を表明した。

 泉政調会長はまず「全国から集まられた皆さまに心から敬意を表したい。日々本当に辛いことの連続だろうと思う。皆さまを励ましたいと思いながらも、なかなか明るい気持ちにもなれない。なぜなら性犯罪の多くが、残念ながら男性によって引き起こされており、自身も男性として、ある意味何とかならんのかという思いは拭い去れない」と率直な心情を語った。その上で、超党派の議員立法として過労死防止対策推進法を手掛けたことも紹介しつつ、被害者の支援だけではなく、被害が起こらないように防止するという観点が必要だとして、加害者を無くしていくために、例えば「いわゆるインターネットや販売しているものによって広がっているような性行為は、絶対に違うということを教えていかなければならない」と強調した。

 また「民間団体の支援、人材の育成は非常に大事であり、全国どこでも24時間365日対応できるという体制が作れるよう、後押しをしていきたい」「SNSカウンセリングが被災者支援や自殺対策でも活用され始めている。すでに活用しているセンターもあると思うが、予算措置も含めて取り組みを進めていきたい」との考えを示した。