泉健太政務調査会長

 「なくそう!SOGIハラ」実行委員会が、東京2020オリンピック・パラリンピック開催を見据え、性的指向や性自認に基づく困難の解消に向けた当事者や専門家、国会議員等を交えた議論の場として開催している院内集会「第3回レインボー国会」が12月13日、国会内で開かれ、国民民主党を代表して泉健太政務調査会長(超党派議連「LGBTに関する課題を考える議員連盟」幹事)が出席してあいさつした。

 SOGIとは、好きになる人の性別(性的指向:Sexual Orientation)や自分がどの性別かという認識(性自認:Gender Identity)に関連して、差別的な言動や嘲笑、いじめや暴力などの精神的・肉体的な嫌がらせを受けること。また、望まない性別での学校生活・職場での強制異動、採用拒否や解雇など、差別を受けて社会生活上の不利益を被ること。それらの悲惨なハラスメント・出来事全般を表す言葉(「なくそう!SOGIハラ」実行委員会ウェブサイトより)。

 泉政調会長は、「性的指向または性自認を理由とする差別の解消は喫緊の課題である。12月5日に「性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案」(LGBT差別解消法案)を野党5党1会派(国民・立憲・無会・共産・社民・自由)共同で衆院に提出した。ようやく一歩を踏み出すことができた。法案は提出したが、われわれ野党だけでやればいいというものでもない。与野党ともに理解増進に向けて一体となって取り組まなければならない。生きづらい世の中を一人ひとりが生きやすい世の中に変えていく。そのためにはこの法律の支えが必要だと多くの皆さまが感じていると思う。ぜひともその視点に立って国民民主党はこの法律の成立に向けて頑張っていきたい」と述べた。

 国民民主党からは小宮山泰子代議士会長も出席して、連帯のあいさつを行った。

小宮山泰子代議士会長

小宮山泰子代議士会長