石狩新港発電所視察・玉木代表

 玉木雄一郎代表は13日、北海道石狩市、小樽市を訪れ、二酸化炭素排出量が石油・石炭に比べて少ない、北海道初のLNG火力の石狩湾新港発電所(小樽市)と、発電所に天然ガスを供給する石狩LNG基地(石狩市)を訪問した。泉健太政務調査会長や地元北海道選出の徳永エリ参院議員も同行した。

 訪問した石狩湾新港発電所1号機は、今月27日に営業運転を開始する予定。北海道電力が稼働させている火力発電設備13機中6機が2019年までに運転年数40年を超える。経年化が進んで設備トラブルの増加が懸念されることから、中長期的に代替電源の確保などの対応が必要性があることが設置の理由の一つ。

天然ガスを発電所に供給する石狩LNG4号基地

天然ガスを発電所に供給する石狩LNG4号基地

  現在の石油、石炭等にLNGを加えることで燃料の供給安定化をはかり、自然災害の多い北海道で大型電源を分散させることで電力の安定供給の確保につなげている。
 「ガスタービン」と「蒸気タービン」を組み合わせた発電方式である「コンバインドサイクル発電方式」を採用することで、高い発電効率、優れた環境特性、優れた運用性を確保する利点がある。

 森昌弘・北海道電力取締役副社長は、太陽光や風力発電はどうしても電力供給が変動するが、特にLNGは調整のスピードが速いので再生可能エネルギーの変化に柔軟に対応できるとメリットを説明した。

 玉木代表は「こうした工夫で安心・安定の暮らしが供給されていることを実感した」と視察の感想を述べた。