政策懇談会

 国民民主党は29日、党本部で参議院選挙政策に関する全議員政策懇談会を行った。玉木雄一郎代表は、「家計第一の経済政策に大きくかじを切ることが、アベノミクスに対する対案として極めて重要だ」と述べ、「多くの人が安心と豊かさを実感できる社会をつくるための政策集を世に問いたい」と、参加議員に活発な意見の提示を呼びかけた。

 玉木代表は、アベノミクスが打ち出された数年間、株価や雇用情勢等良くなった部分がいくつかはあることを評価しつつ、「アベノミクスの最大の弱点は実質賃金が上がらないことだ」と強調。実質賃金が上がらず消費が低迷していることがアベノミクスの弱点であることを指摘し、トリクルダウンの政策ではない国民生活に寄り添うことを表明した。

 懇談会では、泉健太政務調査会長から参院選主要政策の骨子案が示され、活発な質疑、意見交換が行われた。来週にも第2回の政策懇談会を行い、意見を集約していく予定が説明された。