国民民主党は19日、第54回総務会を党本部で開き、次期衆院選挙の長崎4区で元長崎県議会議員末次精一氏の公認内定、今夏の参院選挙の山梨県選挙区で元杉並区議会議員の市来伴子氏、鹿児島県選挙区で行政書士の合原千尋氏を推薦することを決めた。同比例代表には司法書士・行政書士で元参院議員の姫井由美子氏の公認を内定。また参院選の選挙区、比例代表の各候補者を内定から同日付で公認・推薦へと決定した。参院選挙で立憲民主党公認予定候補者5人を新たに支持とした。
報告事項
平野博文幹事長が(1)野党幹事長・書記長会談(2)地震情報連絡室の設置(3)政策パンフ(4)党本部主催会議におけるペットボトルの廃止――の4点について報告した。13日の野党幹事長・書記局長会談については(1)参院選挙の32の1人区全てで候補者一本化が整ったことを受け、各選挙区で最大限の協力で勝利を目指していく (2)衆参同日選に油断することなく、衆院の候補者擁立とできる限りの調整を各党間で加速していく(3)予算委員会の早期開催と政府に対して年金の財政検証を国会に速やかに提出するよう求めるよう取り組んでいく――と確認したことを報告した。
報告・承認事項
平野幹事長が党員・サポーターに政策パンフレットを送付するための党員・サポーター名簿の使用について報告し、承認された。原口一博国会対策委員長と舟山康江参院国対委員長が、それぞれ国会対応について報告し、承認された。
協議・議決事項
議員立法審査について泉健太政調会長は(1)行政監視法案及び国会法の一部を改正する法律案(日本版GAO法案)(2)与党案に国民民主党修文を加えた案である地域人口の急減に対処するための特定地域づくり事業の推進に関する法律案(3)国民民主党案の国家戦略特別区域法の適用の停止に関する法律案、国家戦略特別区域等に関する制度の運用における公正性及び透明性の確保を図るための国家戦略特別区域法等の一部を改正する法律案(4)災害弔慰金支給法の一部を改正する法律案――の全てに「賛成」することを提案し、議決した。また衆院事務総長人事案の審査については「賛成」と提案し、議決した。
岸本周平選挙対策委員長が、衆院選挙の長崎4区で末次精一(すえつぐ・せいいち)氏(元長崎県議会議員)の公認内定、今夏の参院選挙の山梨県選挙区で元杉並区議会議員の市来伴子(いちき・ともこ)氏、鹿児島県選挙区で行政書士の合原千尋(ごうはら・ちひろ)氏を推薦することを決めた。同比例代表には司法書士・行政書士で元参院議員の姫井由美子(ひめい・ゆみこ)氏の公認を内定。参院選挙で立憲民主党が公認を予定する宮城県選挙区の石垣のりこ(いしがき・のりこ)氏、栃木県選挙区の加藤千穂(かとう・ちほ)氏、千葉県選挙区の長浜ひろゆき(ながはま・ひろゆき)氏、岐阜県選挙区の梅村慎一(うめむら・しんいち)氏、宮崎県選挙区の園生裕造(そのう・ゆうぞう)氏を新たに支持とした(これまでの累計は衆院選小選挙区公認内定28、参院選挙区公認内定13、参院比例代表公認内定12)。また、19日付でこれまで内定であった候補者をそれぞれ公認・推薦とすることを決定した。比例名簿記載順番については従来通り氏名の五十音順で記載することとなった。