広島県選挙区の森本候補を激励する泉健太政調会長

 泉健太政務調査会長は6日東広島市で、参院広島県選挙区から立候補した森本真治(もりもと・しんじ)候補の個人演説会に出席し、激励のあいさつをした。

 泉政調会長は森本候補の人となりを「船で言えばいかり、原動力のような人」と語った上で、先の通常国会で成立したフードロス法に触れ、この法案が森本候補の地道な努力により成立したことを紹介した。

 今の政治の現状については、「与党だけが増えても何も変わらない。安倍政権が増長してしまい、免罪符を得てしまうことになる」とし、全国の1人区で野党候補が善戦している中、広島でも野党の議席を死守したいと、集まった聴衆に森本候補への支持を訴えた。

 森本候補は、まずちょうど1年前に発災した広島県を中心とする豪雨災害に触れ、「一日も早い復旧復興と、安心安全な地域を作っていかなければならない」「政治の最大の役割は国民の生活と命を守ることだ」と語った。

 現在の安倍政権の政治姿勢について、「自分と同じ考えや意見だけを優遇し、自分と違う意見は全く聞き入れない。『自分たちの言う通りやっていればうまくいく』と言わんばかり」であると指摘し、安倍1強政治で広島の声が中央に届いていないこの状況を変えるために、なんとしてもこの議席を守っていかなければならないと力を込めた。

 国民の多くが今の政治への希望・信頼をなくしていることにも触れ、「中央集権、官邸主導のトップダウンの政治がこのまま進んでいくのか、地域から私たちの生活、私たちの暮らし、私たちの社会を一人ひとりの力で作っていくのか。そのことが問われる重要な選挙だ」と語った。

 森本候補は今回、(1)県民に安心安全を守る(2)子どもの未来を守る(3)年金を守る(4)平和を守る――という4つの約束を掲げている。広島県に生まれ育ち、恒久平和と核兵器のない世界が当たり前の感覚だと実感していた森本候補は、唯一の被爆国である日本の在り方を広島から発信していきたいと力強く訴えた。

「こくみんうさぎ」の激励を受ける森本候補

「こくみんうさぎ」の激励を受ける森本候補