泉健太政務調査会長は9日、香川県綾歌郡綾川町を訪れ、参院香川県選挙区から立候補している尾田美和子候補の個人演説会で激励のあいさつをした。
泉政務調査会長は年金問題での麻生大臣の開き直りの姿勢やイージスアショアの配備、安倍総理の「お友達外交」による税金の使い方などに触れ、「現場を無視する現場力のある総理」と語った。
その上で、「この参院選でもし与党が勝利することになれば、『国民は自分たちのやっていることを大目に見て、許してくれている』と大きな勘違いをしてしまう。このことをとても危惧している」「国民民主党は、冷静に日本の防衛や経済をみたときに、今の総理や財務大臣がやっていることは『いっぺん止めなあかん』という固い決意をもって今、戦っている」と述べ、「今を生きる、地域に生きる皆さんの立場に立てば、われわれには、暮らし、生活の安心を回復するための選挙であり、家計第一で戦っていく選挙だ」と強く語った。
尾田候補については、候補がこれまでの取り組みを踏まえ、政務調査会長自身の地元京都の西陣織の話に触れ、新たな手法で衰退しかけていた地場産業に活気をもたらしてくれたことへの感謝の意を述べた上で、「尾田美和子候補には、古きよきものを今の時代に新しく合わせていく力やアイデアがある。ぜひこの現場力、実行力を国会の場で生かしてほしい」と支持を訴えた。
「地域にはさまざまな文化がある。その文化を守り、残してきた方々を守りたい」。尾田美和子候補は自身の仕事で伝統工芸産業と地元のモノづくりにかかわってきたこれまでの経験から、現場の声にずっと耳を傾けてきた。その中で、中小企業、農業、医療、教育など、さまざまな現場には後継者問題があることに疑問を覚え、地域で暮らす人々が安心して安定的に暮らせることこそが、後継者の育成につながることに気づいた。「その実現のためにも、新しい時代に新しい政治と文化を香川の皆さんと一緒に作っていきたい。そして、これまでに聞いてきた数多くの現場の声を国政に届けるため、全力を尽くしていきたい」と力強く表明した。