泉健太政調会長と合原ちひろ候補

 泉健太政務調査会長は17日、鹿児島県南九州市を訪れ、参院鹿児島県選挙区の野党統一候補、合原千尋(ごうはら・ちひろ)候補とともに街頭演説を行った。

 泉政調会長は、「今日、朝から県内を回っていて驚くべきことが2つあった」と語った。一つは、鹿児島県で今までに女性の国会議員が選出されていないこと。もう一つは今回の参院選で他の候補者がみな70代以上ということ。自身は現在44歳で、これまでに7回当選してきた経験から、30代の合原ちひろ候補が国会議員になるには丁度よい年齢であり、鹿児島県で時代の歯車を回すのがこの選挙だ、と争点を示した。

 また、アベノミクスも不十分で、地方が衰退していることに触れ、「こんな時だからこそ、行政書士でもある合原候補が一日も早く国会の場で実務派の即戦力として辣腕(らつわん)を振るってくれることを期待している」と合原候補への支持を強く訴えた。

 合原候補は、「今回の参院選挙は、国民の手に政治を取り戻すための大事な選挙だ」と語った。また、鹿児島県の最低賃金が全国で最下位であることに触れ、増税以前に時給を1千円以上に引き上げ、すべての働く人たちの安心と安定のために、景気がよくなったと実感できる状況を作り出すことこそを優先すべきではないかと提案した。

 子どもの貧困解消や、子育て世代への支援の強化に関しては、子どもたちが安心して学び育っていくために、保育園・幼稚園・学校給食の無償化、児童手当の18歳までの引き上げや、一律1万5千円の支給など、具体例をあげて熱く語った。

 「政界一新!おごじょの挑戦」。今の金持ちや大企業の方を向いた政治から、国民の暮らしを第一に考える政治に変えていくことを強く表明し、自らへの支持を訴えた。