泉健太政務調査会長

2019年10月2日

国民民主党 政務調査会長 泉健太


 北朝鮮は、本日7時10分ごろ短距離弾道ミサイルを発射。2つに分かれた物体の一つが島根県島後沖の日本の排他的経済水域(EEZ)に落下した。

 北朝鮮の弾道ミサイル発射は今年11回目。5月以降、発射が相次いでいる。特に今回は、一昨年11月以来となる日本のEEZ内への落下であり看過することはできない。

 今回のミサイルはSLBMとの情報もある。こうした行為は、船舶の航行はもちろん、北東アジア全体の平和と安全を脅かす極めて危険な行為である。短距離を含む、あらゆる弾道ミサイルの発射・開発は国連決議への明確な違反であり、国民民主党としても断固抗議する。

 北朝鮮に自制を促し、非核化・ミサイル廃棄を実現するためには、日米韓の緊密な連携が不可欠である。政府は、今回の発射に関し、日米韓での情報共有を迅速に行いつつ、北朝鮮の動向分析に全力を挙げるべきだ。

 米国が自国に届かない短・中距離ミサイルの発射を容認すること、また韓国が日韓GSOMIAを破棄することは北東アジア全体の平和と安全にマイナスの影響を及ぼしかねない。国民民主党は、これらの環境改善も、政府に強く求めていく。