衆院予算委員会は17日に集中審議を行い、奥野総一郎議員が質問にたった。これまで検察官の勤務延長を1人もしてこなかったにもかかわらず、東京高検検事長の定年直前の1月31日に閣議決定して延長したことに「なぜ今のタイミングなのか。黒川検事総長誕生はあるのか」と安倍総理に迫った。
総理主催「桜を見る会」についても奥野議員は質疑。前夜祭における領収書の記載について、安倍総理が3日の衆院予算委員会で「領収書はホテルの担当者が金額等を手書きし、あて名は空欄であった」と答弁していた件についてとりあげた。立憲民主党の辻元清美議員が前夜祭をおこなったANAインターコンチネンタルホテルに、領収書のあて名を空欄で発行したケ―スはあったかを問い合わせたところ「弊ホテルが発行する領収書において、あて名を空欄のまま発行することはございません」と回答がきたことについて安倍総理に質疑。奥野議員は、「なぜこういうやりとりが延々と続くかというと、明細書や領収書など具体的なモノがでてきていないからだ」と述べ、「総理がだせば終わる話だ」と予算委員会理事会に前夜祭における明細書や領収書の提出を求めた。