玉木代表と小沢代表

 国民民主党は28日、「通常国会連続街宣」と銘打って東京・千代田区の有楽町イトシア前で街頭演説会を開いた。通常国会開会日のこの日は、玉木雄一郎代表と会派を組んだ自由党の小沢一郎代表が揃って演説を行った。

■小沢一郎・自由党代表

 国民の生命や財産を守るのが政治の役割だと言う小沢代表は、安倍政権がそれとはまったく真逆の政治をしており、アベノミクスは弱肉強食だと訴えた。そのような状況になっては政治はいらないと述べ、2党が会派をともにしたことを第一歩として、国民のための政治を取り戻すことを目標に野党が結集することを目指すと決意を示した。

自由党・小沢一郎代表

自由党・小沢一郎代表

■玉木雄一郎代表

 自民党政治ともう一つの選択肢を示したいと訴える玉木代表は、安倍政権のもとで議会制民主主義が壊れていると主張。毎月勤労統計の不正調査に見られるように実質賃金が上昇していると当初は言っていたものが、再調査をするとマイナスになっていたことを紹介。このような何を信じて良いかわからない状況にした政治を変えていこうと呼びかけ、そのために強い野党をつくらなければいけないと訴えた。そのうえで、働く人のために一生懸命働く政府をつくり、力を結集して国民のための政治をつくるために「必ず変えていく」と力を込めた。

国民のための政治をつくると訴える玉木代表

国民のための政治をつくると訴える玉木代表

■玉木代表ぶら下がり記者会見

 街頭演説会終了後の記者団からの取材で玉木代表は手ごたえを感じたと述べ、今後は小沢代表と地方をまわり、政治に届きにくい声を拾い、しっかりと反映させ国民の生活を大切にする政治を実現していきたいと意気込みを示した。野党の再編については、違いを乗り越え、お互いの共通点を見つけて大きな固まりをつくることに突き進むと考えを述べた。

記者からの取材に応じる玉木代表

記者からの取材に応じる玉木代表

配信動画は以下からご覧いただけます。
https://www.pscp.tv/w/1jMJgOPePylJL?t=5