国民民主党は24日、森友学園・加計学園問題への国会の対応として、衆参両院に「森友学園・加計学園問題に関する調査特別委員会」、予算委員会等に「森友学園・加計学園問題に関する調査小委員会」を設置することを両院に申し入れ、衆参両院議長に要望書を手渡した(写真は要望書を衆院議長に提出する泉健太国会対策委員長・右から2人目、牧義夫議運理事・右端)。

 申し入れ後、記者団の取材に応じた泉国対委員長は、「森友学園問題に関する文書が4千ページ、さらに防衛省の日報問題、そして加計学園問題については愛媛県の公文書、また各省庁に文書が残っている状態で、公文書の扱いが立法府において信頼性が落ちている。そこで私たち国民民主党として、森友学園問題、加計学園問題を中心とした調査特別委員会を設置してもらいたいと議長に要請した」と申し入れの意義を述べた。大島議長からは、「森友学園問題、加計学園問題というと非常に個別具体的だが、公文書の管理、改ざんには思いを持っているので、そのことについては自分自身も受け止めたい」という発言があったと報告。

 泉国対委員長は、「今日は森友学園問題、加計学園問題に関する調査特別委員会(の設置を求める)という形で申し入れを行った」と述べる一方で、公文書の有り方全体について、「これだけ役所から嘘の情報が届いたり、書かれていることについて認めないということが出てきていると、立法府としても何を信じていいか分からない状況だ。立法府として改善を要請していかなくてはいけない」と強調した。

森友学園・加計学園問題に対する国会対応についての申し入れ(衆院)

森友学園・加計学園問題に対する国会対応についての申し入れ(参院)

参院側でも舟山康江参院国会対策委員長、礒﨑哲史国対委員長代理が申し入れを行った