関健一郎議員

 衆院予算委員会で13日、2019年度政府予算3案の基本的質疑が行われた。国民民主党の第4番手として関健一郎議員が質問に立ち、同日愛知県田原市で新たに1180頭に「豚コレラ」感染が確認されたことを受け、「局面が変わった。まさに国家の緊急事態だ。一刻も早い封じ込め対策をしなればならない」「殺処分などの激務に当たっている国・県・市町村の職員、自衛隊員の心と身体のケアを徹底してもらいたい」と指摘し、安倍総理に対して省を横断して万全の対策を取るよう要請した。

 安倍総理は、昨年9月に豚コレラが確認されて以来、国・県・市町村、自衛隊が防疫作業に夜を徹して取り組んでいると報告。今後の対応について「関係各省と自治体などと密接に連携し迅速かつ徹底した防疫措置に万全を尽くしていく」との姿勢を示した。現場で対応する方々の心と身体のケアについては「作業にかかわる方の精神的な負担は大変大きなものがある。心のケアにもしっかり対応していきたい」と答弁した。