金沢市で街頭演説をする津村福田代表と田辺総支部長

 国民民主党の津村啓介副代表は3日、参院選石川県選挙区で立候補を予定しているオペラ歌手の田辺徹(たなべ・とおる)党石川県参議院選挙区第1総支部長とともに金沢駅前で街頭演説を行った。

 田辺総支部長はドイツで20年暮らした経験から、日本の少子化対策について「社会保障が日本はとても手薄。安心して子どもを産み育てられる環境であれば人口増加につながる」と語った。

 消費増税に対しては、「過去3%、5%、8%と上げてきたのは生活保障、社会保障に使うためだと行われたが、法人税を下げ所得税を下げ、事実上、高所得の人のために使われているだけだ」と憤りを表明。生活に不安や不満があるのであれば、「怒り」を行動で表そうと強く訴え、「アベノミクス」より「ヒトノミクス」、国民の暮らしを豊かにするための「家計第一」の経済政策への理解を求めた。

 津村副代表は、安倍政権が発足以来、日本の物価上昇率を2%に引き上げていくことを公約として「異次元の金融緩和政策」を進めてきたものの7年間経っても実現できていないことについて、「これでは未来への安心・安全は生まれない」と批判し、「政府と日銀の政策協定を即日廃棄し、プラスとなる金利の運用を取り戻すべきであり、日銀にいた経験から消費者、生活者の立場に寄り添った経済政策で日本の経済を立ち直らせていきたい」と提案。「新しい日本の政治の、新しいフェーズに進もう」と政治の転換の必要を熱く語った。

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こくみんうさぎと一緒に握手をする津村副代表と田辺総支部長