玉木雄一郎代表は18日、大阪市で「家計第一」全国ツアーまちかどトークライブを行った。LEDの大型モニターを用いて、働く者、若者、教育への投資をもっと進めていくべきだと熱を込めて訴えた。まちかどトークライブを東京都外で行うのは初めて。
玉木代表は日本社会では3つのことにお金が回っていないと説明。1つは働く人への配分が明らかに減っており、大企業の多くの筆頭株主が日本銀行で、いくら株価が上がっても働く人にお金がいかないこと。2つ目が世代間で支払う金額と受け取る金額が異なり、若い人は相対的に大きな負担を背負うこと。3つ目がこの30年間教育・科学技術分野の予算がほとんど増えていないこと。そして働く者、若者、教育へお金を入れていく構造に変えないといけないと考えを述べた。こうしたことを衆院選に向けて政策としてまとめ、野党全体の政策としてアベノミクスに代わる経済政策にする意欲を示した。
また、「党内では議論をしてないが」と前置きをしたうえで、20代に対しては所得税・住民税を大幅免除する世代免税の案を示した。今後全国を回って、この政策について地域の人と対話を重ねて、さまざまな意見を聴いていきたいと考えを語った。
■玉木代表ぶら下がり会見
玉木代表は、まちかどトークライブ終了後に記者団からの取材に応じた。今回初めて東京以外で行ったトークライブの手ごたえを問われると、「ぜひこのようなトークライブを全国で行いたい」と述べた。多くの高校生が雨の中参加したことに喜びを示し、大学共通試験への英語民間試験や国語・数学の記述式問題導入等の質問が上がったことを受け、今後も全国の声を受け止める約束をした。
「桜を見る会」をめぐって、安倍総理が政治収支報告書の記載の必要性がないとし、明細書もないと説明したことについて見解を問われると、「800人を超える後援会の皆さんのお金を少なくともいったんお預かりしてホテルとやり取りしていれば、多額のお金のやり取りになる。領収書も明細書もましてや出席者に関する文書もない。ないないづくしということは、普通に聞いたら理解できない」と述べ、予算委員会の開催は与党が国会で決めることと総理も明言していることを指摘したうえで、総理自身が説明責任を果たすために、予算委員会の集中審議を開催するべきだと語った。
■まちかどトークライブの模様は下記URLからご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=z-Q6_eckpY0