玉木雄一郎代表は28日正午、岩手県庁前で開催された「結集大街頭演説会」に参加。9月8日に投開票される岩手県知事選に立候補している達増拓也(たっそ・たくや)候補の応援演説を行った。枝野幸男立憲民主党代表、志位和夫日本共産党委員長、福島みずほ社会民主党副党首、小沢一郎衆院議員らがマイクを握った。選対本部長の木戸口英司参院議員が司会を務め、選対本部長代行の横沢高徳参院議員がガンバロウコールを行った。
玉木代表は県庁前に集まった聴衆に、夏の参院選挙で初当選した横沢議員への支援に謝辞を述べ、「今回の知事選挙も、達増知事の再選のために野党が力を合わせていく」と訴えた。岩手県の今年度予算が9355億円であることに触れ、「大切な予算の約3分の1は震災関連予算だ。これまで震災復興に全力で取り組んできた達増知事に引き続き担ってもらいたい。達増知事は『弱い人の立場に寄り添う』という政治家として最も大切な資質を持っている。光の届かない所に光を当てようとする政治家が必要だ」と呼びかけた。
小沢総合選対本部相談役は盛岡市に集まった各党党首と県民市民に謝辞を述べ、達増知事へのさらなる支援を呼びかけた。
4選を目指す現職の達増達増候補は12年前に「希望郷いわて」を掲げて知事に初当選して以来、「危機を希望に」との思いから県政に取り組んできた。東日本大震災の復興にオール岩手で取り組んできた実績を強調し、「地方の思いをカタチにして国を動かしていく、そのような岩手の未来を切り開いていきたい」と県政の継続を訴えた。
終了後、記者団から県知事選挙への取り組みについて質問された玉木代表は「見識と能力から達増知事しかいない。最後まで力を合わせていきたい」と述べた。