政治改革推進本部であいさつする古川元久代表代行

 「われわれはいつまでも野党でいるつもりではなく、政権を担おうとしている。官僚は敵ではない。そこはぜひご理解いただきたい」。国民民主党は19日、政治改革推進本部(古川元久本部長、泉健太本部長代行、奥野総一郎事務局長)の総会を開き、国家公務員の労働環境是正のための国会改革に関する考え方を協議した。

 古川本部長は、あいさつの中で「昨今は、霞が関で働く職員からも、いろいろな声が上がってきているようだ。『働き方改革』を進めていくわが党として、働く人たちの立場に立った本当の意味での『働き方改革』を考えていかなければならない。労働基準法の適用がないからといって『国家公務員は関係ない』と言えるような時代ではなくなっている。民間企業に対して『働き方改革』を指導していくような立場にある国家公務員が、むしろ率先して実行していかなければならない。霞が関の『働き方改革』には、国会との関係も大きな影響がある。わが党は、政府の問題点は厳しく取り上げるが、だからと言って、そこで働く皆さんに嫌がらせをするようなことはあってはならない。官僚の皆さんにも家族があり、一人ひとりの生活もある。労働者、働く人たちの環境をよくしていくことも頭に置いていかなければならない。われわれがサポートしていけるものについては、国民民主党としてしっかりとした発信をしていきたい」と、述べた。

 この日の会議には、古川元久本部長の他、泉健太本部長代行、奥野総一郎事務局長、源馬謙太郎、矢田わか子、両事務局次長らが参加した。