熊本県連主催農業政策勉強会

  「家計第一」全国ツアー@熊本を7日、熊本市内で開催し、篠原孝衆院議員が「今、問われる日本の農業の未来と食の安全性!」と題して講演を行った。

 篠原議員は講演で「日本の農業こそ世界をリードする技術力や人事を持っているものだったが、もう一度再生しないと日本の農業はすたれていってしまう。政府は海外からさまざまな農産物の輸入を促し、日本の農業を丸裸にしているにも関わらず、一方では、頑張れ、頑張れと言って補助金、助成金を出す。このようなやり方では持続可能な農業は構築できない」と政府の農業政策に疑問を呈した。

 日米貿易協定、豚コレラ、次世代・人材育成事業(旧青年就農給付金)、EUの農民デモなど多岐に渡る項目について詳細な解説を行うと共に、自身のこれまでに基づく経験をベースに語った。

質問に答える篠原衆院議員

     質問に答える篠原衆院議員

 講演終了後の質疑応答では、「輸入される農産物の残留濃度の基準が緩いのではないか、安全性を確保するための取り組みは」「稲作を行っているが、作っているのは自宅で消費する分と後は飼料米である。販売をするよりも、農地を酪農家に貸してしまう方が良いと言う声も聞くが」「地震の影響で転出が増えている。更には少子化の影響もあり後継者がいない農家が非常に多い。少子高齢化問題に力を入れる事が農業の救うことになるのではないか」「労働者協同組合法案についての審議状況について聞きたい」など、参加からも多岐に渡る質問が投げかけられた。
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こくみんうさぎも参加した