全国青年委員長・局長会議の参加者ら

 国民民主党は29日、第1回党全国青年委員長・局長会議を党本部で開いた。

あいさつする田辺一城全国青年委員会委員長

あいさつする田辺一城全国青年委員会委員長

 田辺一城全国青年委員会委員長(福岡県議会議員)はあいさつの中で「われわれの本分は民主党・民進党時代に築き上げてきたネットワークを生かした上で政策形成を行うとともに、この国の民主主義にいかに寄与していくかを目的としてきた。昨年12月の臨時全国会議の時には民進党、希望の党、立憲民主党と別れていたが、5月7日に国民民主党が生まれた。しかし、この現状で良しとするのではなく、これまで築き上げてきた基盤を核として元々の仲間と連携を模索していくことが、国民民主党全国青年委員会の責務であると考える。その前に私たち国民民主党の所属議員が団結し、思いを一つにして行動しなければならない」と語った。

活動方針などを説明する平賀貴幸事務局長

活動方針などを説明する平賀貴幸事務局長

 田辺委員長はまた、全国青年委員会の地方自治体議員有志の「意志の表明」と全国青年委員長・局長会議決議案を提案。決議案は拍手で承認された。

 平賀貴幸全国青年委員会事務局長(網走市議会議員)が党全国青年委員会の活動方針と当面の運営方針を説明し、確認された。

 小林誠副委員長(新発田市議会議員)が「特別な事情による予防接種の再接種について」の政策提言を行った。これまで進めてきた骨髄移植ドナー登録を推進する取り組み(日比プラン)と同様に青年委員会で積極的に取り組むべき案件であるとして承認された。

あいさつする玉木雄一郎共同代表

あいさつする玉木雄一郎共同代表

 玉木雄一郎共同代表はあいさつの中で「昨年の衆院選挙を希望の党に移って戦い、その後半年間、地方組織を一切持たない中で、政党という組織は国会議員のみで成り立っているわけではなく、地域の声、自治体議員の声をしっかり聞いていかないと本当の意味での国民政党は作れないということが分かった」「国民民主党は非常に厳しい中でのスタートだが、悲観はしていない。その証拠に、先日行われた千葉県の野田市議会選挙には結党後全国で初めての公認候補を3名擁立し、3名ともに当選させていただいた。今後は地域の課題に応じた政策、訴えやすい政策を皆さんからも提案していただき、取り入れていきたい。皆さんとともに作り上げ、信頼される政党に育て上げていくために協力をお願いしたい」と述べた。

あいさつする大塚耕平共同代表

あいさつする大塚耕平共同代表

 大塚耕平共同代表は「5月7日設立、8日届け出で新しい政党、国民民主党を皆さんと一緒に作り上げ、歴史の1ページに足跡を残した。問題はここから・・・ではなく、お楽しみはここからという気持ちでやって行きたい」「わが国の民主主義はいまだ発展途上の段階で、それを国民の皆さまに理解していただかなくてはならない。有権者が政権交代を起こせることが国民主権であり、わが国では129年の国会の歴史、72年の普通選挙の歴史があるが、総選挙で政権交代を成し遂げてからまだ9年の歴史しかない」「われわれはここで立ち止まるわけにはいかず、次の政権交代を目指して去年の総選挙以降、どのような道筋があるかと言う事について、かんかんがくがく議論を尽くし、国民民主党を設立し、勇気を持ってこの場に集っていただいている皆さんとともに国民の皆さんに信頼される政党に作り上げたい」と語った。

 会議の最後には決議文と意思の表明を大塚・玉木両共同代表に手渡した。

全国青年委員会の地方議員有志の意志の表明

20180529国民民主党全国青年委員長・局長会議決議

大塚・玉木両共同代表に決議文を手渡す

大塚・玉木両共同代表に決議文を手渡す