玉木雄一郎共同代表は31日、新潟県知事選挙(5月24日告示6月10日投票)の池田ちかこ候補の応援で長岡市を訪れ、「池田ちかこ知事を実現する総決起集会」で応援演説をした。

 この中で玉木共同代表は、地元新潟で生まれ育ち、農業を営みながら市議会議員、県議会議員としてキャリアを積んできた池田候補が地元目線で活動してきていることを称賛し、いま大切なことは地域をどうやって守るかであり、耕作放棄地が増えたり、小学校が廃校になったり、就労している人が辞めたりと地域でさまざまな課題が出ていることを指摘した。「そういう地域の課題を自分のこととして分かった人をリーダーにして、この国のこの地域の未来をそういう人に託していかなければ地域の明るい未来は私たちの手に入らない」と会場の出席者に呼びかけ多くの賛同を得た。

 安倍政権については働き方改革関連法案の審議の際に、過労死遺族に1分でもいいから面会をしてほしいと安倍総理に求め続けたにも関わらず、全く面会してもらえなかった件に触れ、「本当に困っている人に寄り添う気持ちが、あるいは地域に地方に寄り添う気持ちが少ない」と批判した。そのうえで、「ごう慢でやりたい放題やっている政権を止めることができるのは、実はこの新潟県知事選挙だ」と述べ、「働き方改革も衆院は通ったが参院は通っていない。しっかりと県民の民意を示すことにより、働き方改革を廃案に持ち込めるのは新潟県民の皆さんかもしれない」と新潟県知選挙で池田候補が勝利すれば国政にも影響を与えることを強く訴えかけた。

支持を訴える池田ちかこ候補

 池田候補は、県知事選に出馬した理由として、「今まで新潟県は野党と市民が連携して県民が意思を示し続けた。その枠組みが、候補を立てられなかったことを背景に緩んだりなくなったら困る」ということを挙げた。また、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の検証を進めているなかで、「安倍政権にとやかく言われたり、横槍を入れられたりする中で新潟県民の意思が曲げられてはならない」という思いをもって立候補を決断したことを説明した。「新潟のことは新潟で決める」を合言葉に選挙戦を戦っていると述べ、「世論調査の結果は横一線」と予断を許さぬ状況であるとして、会場の出席者に支援を訴えた。

決起集会終了のぶら下がり記者会見

 総決起集会終了後に玉木共同代表は記者団の取材に応じた。

 今回の新潟県知事選挙の位置づけを問われると、新潟を決める極めて重要な選挙としたうえで、「特に新潟初の女性知事が誕生するかどうかということは、極めて重要な問題だと思っている。国政の立場からしても、今の安倍政権に対してさまざまな問題点が出ている中で、この新潟県知事選挙がこれからの国政の帰趨を占うような意味も持った重要な選挙だと思う。9月の安倍総裁の3選があるかどうかにも影響を与えると思う」と語った。

 今回の新潟県知事選にかける意気込みを問われると、「この選挙で勝つか負けるかでこれからの国政の在り方も決まっていく。後半国会の在り方も決まっていく。法案が成立するのかしないのか、法案の成立具合にも影響していくという、単に新潟県政にとどまらず、日本全国に影響を与えるような選挙だと考えているので、わが党も含めて野党が結束して全力でこの選挙にあたりたい」と強調した。

 財務省の決裁文書改ざん問題をめぐって佐川前国税庁長官が不起訴となったことについて感想を問われると、国民の理解が得られるのかに疑問を呈すると同時に、何の罪にも問えないことについて、「現行法の不備が明らかになったということだ」と指摘した。そのうえで、公文書を改ざんした際には罰則を設けることを明確にした法案であり、国民民主党が中心となって提出した「公文書改ざん防止法案」の早期成立の必要性を説いた。また、佐川前国税庁長官には刑事訴追の恐れがなくなり証言拒否をする理由がなくなったので、再度の証人喚問をして「真実を話すべきだ」と訴えた。