玉木雄一郎共同代表は8日、東京・立川駅北口で伊藤大輔、大石ふみお両立川市議会議員、中村洋都議会議員、青柳雅之台東区議らと街頭演説を行った。

 「子どもたちの命を守っていくために」政治家を志してから、3期12年間、市政に取り組んできた伊藤市議は、障害のある子どもたちへの支援や子どもの貧困問題に力を注いできたこと、子ども食堂の設置に取り組んできたことを報告。子どもたちの貧困問題を解決するのは社会全体の役目だとして、「子どもたちがこれから自分たちが歩んでいく人生に対して希望を捨てず、意欲をもって進んでいける環境をつくっていくことが政治の責任だ」と説き、誰もが平等に教育を受けられる機会を整え、希望のある社会をつくるためにこれからも取り組んでいく考えを表明した。

 同じく3期12年市議会議員として市政に携わってきた大石市議は、立川市の環境整備に特に力を注いできたとして、食物ロスをなくすためのホテルや食品会社等への啓もう活動、地域の商店街への簡易包装の呼びかけなど、地域での提案を重ねて改善へつなげてきたことを語った。「立川市は今後ハード面からソフト面へと大転換していく節目でもある」と述べ、130を超える公共施設の見直し等が必要になるタイミングであることにもふれ、「市民の皆さんの声を聞きながら、暮らしやすい環境整備に取り組んでいく」と訴えた。

 「私たち国民民主党は国民を第一に考える、国民の生活を第一に考える政党。私たちは原点に戻って国民の皆さんのために今、何ができるかを愚直に、地道に考える。そんな仲間が集まったのが政党です」と玉木共同代表は語った。「国民目線の政治を志すなかで、私たちが最も大切にしているのは地域、地方。国民民主党は地域、自治体議員を大切にする政党として立ち上がり、目を向けなければならない現場は地域、地方にある」という視点で取り組んでいると述べた。国主導で作った政策には、地域の現場の課題に合わない的外れなものが多々あると指摘し、「現場の声をしっかりと政治に反映させるためにも市議会議員など自治体議員の役割はとても大切」「国民民主党は自治体議員も国会議員もそれぞれが役割分担し、地域の国民の皆さんの声をしっかりとくみ上げていく。それを集めて、まとめていい政策を作るのが国民民主党だ」として、伊藤、大石両立川市議会議員もその一員で、地域で求められる政策課題を解決していく重要な人材だと紹介した。

街頭演説会には大島敦選挙対策委員長もかけつけた

伊藤大輔立川市議会議員

大石ふみお立川市議会議員

演説の合間に声をかけられ笑顔で話をする玉木共同代表