玉木雄一郎共同代表は１５日、立川市議会議員選挙（６月１７日投票）に国民民主党公認で立候補している、伊藤大輔、大石ふみお両候補とともに立川駅北口で街頭演説を行い、雨の中足を止め耳を傾ける約３００人の聴衆に向け、両候補への支持を訴えた。地域政党「未来日本」の長島昭久衆院議員も応援演説行った。

　伊藤候補は、「子どもたちの命を守ること、教育を向上させることが私の政策の柱。このことに３期１２年間を費やしてきた」と話し、これまで「子どもたちの命を守るために歩車分離式の交差点を設置」「障害のある子どもが、障害があるからということであきらめなくてもいいように制度を変えること」「立川で６人に１人の割合で貧困状態にある子どもやその家庭への支援」などに取り組んできたと強調。「子どもたちが意欲と希望を持って歩める社会を作ることが私たち政治家の役割だ」と訴えた。

　大石候補は、「政治は生活に直結している。生活の中で少しでも不条理、不便、不満があれば、私たち市議会が改善に向けて取り組んでいく。これが私の原点だ」と述べた上で、「この１２年間、多くの皆さんの気持ち、言葉を大切に聞いてきた。立川市は発展を遂げ人口が伸びている。だから課題が多く出てくる。その課題を解決することによって、本当に住んでよかったと思える立川となるまちづくりをしていきたい」と語った。

　地元で両候補を応援している長島昭久衆院議員は、「地域で行政の足らざるところ、あるいは国の制度の抜け穴となっているものを埋める仕組みを作るのが自治体議員。その仕組みづくりの先頭に立つのが伊藤、大石両候補だ。皆さんの暮らしに直結した問題を解決する能力を持っているこの２人への支援をお願いしたい」と力強く訴えた。

　玉木共同代表は、「私たち国民民主党は、５月７日に新たに結党した。名前の通り、国民のための政治をもう一度ゼロから作り上げたいという思いで、新しい時代を切り開く政治を作りたいとこの政党をスタートした。私たちは、現場を、地域を、コミュニティを大事にする政党として皆さんの信頼を得ていきたい」と、国民民主党結党の意義を説明した。

　「皆さんに何とか３人に声をかけてもらいたい。政治に関心がない、投票には行かないという方がたくさんいることは事実だが、子どもたちの未来を作るために、救える命を救うために、この国に生まれてよかった、立川市に生まれてよかったと、すべての子どもたちが誇りをもって語れる未来を作るために、伊藤大輔、大石ふみおに皆さんの力を貸してほしい」と玉木共同代表は力強く訴えた。