国民民主党の玉木雄一郎共同代表は18日、定例記者会見を国会内で開いた。
冒頭、玉木共同代表は、同日朝に大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震によって死傷者が出たことにお悔やみとお見舞いの言葉を述べた。党の対応としては、古川元久幹事長を責任者とする大阪府北部地震対策情報連絡室を設置したことを報告した。
塀が倒れたり、水道管が破裂した今回の地震について「上下水道の配管を含めて都市インフラの老朽化が進んでいるという問題点を明らかにした」と指摘。今後発生が懸念される巨大地震対策として「都市インフラの老朽化対策、長寿命化対策の必要性について、今回の事案を検証して提言などをまとめていきたい」と語った。
17日投開票の東京・立川市議選で擁立した2人の公認候補者がいずれも当選したことに触れて、「わが党は地域、地方を大切にする政党だ。1つひとつの地方自治体選挙を確実に勝ち抜くことによって党勢を拡大していきたい」と語った。
拉致問題の解決に向けて安倍総理が日朝首脳会談に意欲を示していることについて問われ、「対話なくして拉致問題の解決はない。水面下でも両国の担当者間でのコミュニケーションをそろそろ始めなければならない。政府ができないのであれば、議員外交を通じた政府のルートではないルートを通じながら、とにかく何らかの形で接触をとりながら、北朝鮮側の真意をつかむことが大事だ」との認識を示した。