党大阪北部地震災害対策本部長の平野博文本部長代行らは29日午後、総理大臣官邸を訪れ、今回の大阪北部地震災害への対策として(1)行政職員の応援派遣(2)安全な通学路の確保(3)被災住民への支援(4)中小企業・小規模事業者への支援――など6項目について菅官房長官に申し入れた。同対策本部の大西健介事務局長代行が同行した。
終了後記者団の取材に応じた平野本部長代行は、「5人の死者を出した。特に子どもの通学路に危険な場所があった。学校周辺でのブロック塀の倒壊があり、あらためて通学路の安全対策について、わが党としても議員立法を検討しているところなので、それについて政府としても協力してほしいと要請した」と述べた。
菅官房長官からは、6項目の申し入れに対して「認識を共有している。しっかり対応したい」「通学路の問題については、子どもが亡くなっている。(対策は)大事なことだ。政府も協力したい」という旨の回答があったと報告した。