東京都連結成大会であいさつする玉木共同代表

 玉木雄一郎共同代表は6日、党本部で開かれた党東京都連の結成大会に出席し「都民が何に困り、何を必要としているのか、もう一度そこに目を向けて政策を練り上げ、しっかり訴えていこう」などとあいさつした。

玉木共同代表あいさつ

 玉木共同代表はあいさつの中で、「私たちは、困難の中からのスタートとなった。ただこんな中で、仲間の皆さまにお集まりいただいたことを心からうれしく思う。昨年の10月、まさにこの場所で、当時の民進党の衆院議員は、希望の党に加わり選挙を戦うということを両院総会で決めて、選挙を戦った。党所属の国会議員、自治体議員、秘書の皆さん、そして連合東京の皆さん、全員の力を結集して東京で2人の当選を勝ち取ることができた。そして今、いかに再び力を結集できるかが問われている」と述べた。

 野党第2党になった後に単独過半数を獲得したカナダの自由党の国会議員と面会した時の話題に触れ、「なぜ34議席の野党第2党が184議席も取って政権与党に返り咲いたのか聞いたところ、真剣に答えてくれた。日常活動をしっかりやったからだ、と話していた」とエピソードを紹介した。

 「では、どのようなことをやったかとさらに尋ねたところ、『党の中にはそれぞれ専門家がいて、その専門家が自分の得意な分野で、その分野の人々あるいは業界に対して、しっかりと響く政策を練り上げ、それらを地道に訴えていった』と、彼は教えてくれた」「私たちももう一度、今、国民が何を求めているのか、都民が何に困り、何を必要としているのか、もう一度そこに目を向ける必要がある。そして机上の空論ではない、本当に求められる政策を練り上げ、それを声を大にして、ワンボイスでしっかりと訴えていく。こうした地道な活動を体系的に行っていく。そんな政党にぜひしていきたい」と、今後の国民民主党についての抱負を語った。

 「ぜひ皆さんと力を合わせて、明るく元気に、前向きにやっていきたいと思うし、政権の核を担うのは私たちなんだというプライドと自負を持って力を合わせて頑張っていこう」とあいさつを締めくくった。

 大塚共同代表の「国民民主党は『自由』『共生』『未来への責任』の理念を共有し、民主主義を高め、現在と未来の課題を着実に解決する改革中道政党だ」というメッセージも代読された。