退職者連合定期大会の様子

 玉木雄一郎共同代表は12日、日本退職者連合(連合加盟労組のOBらで構成。以下、退職者連合)が東京都内で開いた第22回定期総会に出席し、あいさつを行った。

 玉木共同代表は、「国会の議論がどんどんひどくなっている。安倍総理には権力を持つ人に本来必要な慎みや謙虚さが見られない。安倍政権の支持率は下がらないが、それは自民党に代わりうる勢力がないと国民から見られていることの裏返し。しかし、おかしな権力は取り替えないといけない」と述べ、さらに「人生100年時代と言われるようになってから消費が落ち込んでいる。老後の安心の仕組みをしっかり整えない限りどんな経済政策を打っても効果はない。今一番やらなければならない政策をやっていないのが安倍政権だ。経済政策としてしっかりした老後の安心を、とりわけ人口構造が変わっていく中で持続可能な安心の社会保障政策を作り上げなければならない。国民民主党はそれをしっかりと国民の皆さんにお示しし、政策を実現していく」と決意を表した。

 退職者連合の人見一夫会長は、「来年の統一地方自治体選挙、参院選を勝ち抜き、経済優先の政治から生活者優先の政治に変えなければならない。生き生きと安心して暮らせる社会にするために、政治の流れを変えるべく全力で戦っていく」とあいさつした。