国民民主党の玉木雄一郎共同代表は18日、衆院本会議で自民党などが提出した参院議員定数を6増する公職選挙法改正案が可決、成立したことを受け、記者団の取材に応じた。

 参院定数増の改正公選法が成立したことについては、「こんなことがまかり通るのであれば、何でもありの国になってしまう。来年消費税増税を控えている。何より今、豪雨災害で本当に苦しんでいる人がおり、さまざまな財政需要がある中で、『自民党の自民党による自民党のための6増法案』など許されるわけがない。本当にひどいと言わざるを得ない。これに対しては自民党の中からも造反する議員がでた。当然だと思う。天下の悪法だ。これに賛成をした多くの与党の議員に猛省を促したい」と述べた。

 衆院の議運委員長、議長の解任決議案を含めた今後の国会対応については、「大きな問題を抱えている議運委員長の解任、また議運委員長の下で本会議のベルを押したのは衆院議長であり、三権の長としてその地位は非常に重いと思うが、大きな責任が議長にもある。やはり議長に対しても何らかの責任を問うていかざるをえない。ただ、今最優先すべきは、西日本豪雨に対する災害対応だ。まずは何よりそうしたことを最優先で取り組みたい」と述べた。